2019年05月27日
新刊 戦闘外傷救護 増補改訂版
イラストでまなぶ！
戦闘外傷救護 増補改訂版
戦場で命を救うための様々なノウハウをイラストや写真でわかりやすく解説した『戦闘外傷救護』に70ページ以上、新しい内容が増えた増補改訂版が発刊されました。
表紙も前作と微妙に変わっています。
著者は元自衛官で現在、医学生や自衛官・警察官を中心に世界最新の戦闘外傷救護・救命技術、テロ対策医療を伝えている。教育活動は国内のみならず世界各国に及び、医学部非常勤講師やアジア事態対処医療協議会（TACMEDA）代表理事も務めています。
アメリカ軍による戦闘医療データをもとに、現代の戦闘やテロ、大規模災害で発生しうる様々な外傷（銃創・爆傷など）について、その防護から救命に与えられた時間、そして処置を豊富なイラストで解説しています。
戦場で負傷した場合、とにかく止血が第一です。出血を抑え、後方に送るのがコンバット ファーストエイドの基本です。
米軍では過去、戦場での死亡の第一は出血死が一番の原因だったそうですが、現在では知識や道具、訓練が増えたため、一命は取り留める効果が如実に表れているそうだ。
運よく日本では70年以上も戦火に巻き込まれることはありませんでした。
しかし逆に自衛隊では銃槍による治療法などの知識がないこと、さらにファーストエイドキットの不備が一時問題になりました。
万一に備え、この本をご一読することをお勧めします。イラストや写真でわかりやすく解説されているので、コンバット ファーストエイドの入門書に最適です。
内容は
・戦闘やテロにおける死因（どうなると人は死ぬのか／何分で死ぬのか）
・プレートキャリア、ヘルメットなど装備による予防効果と正しい着装法
・大出血から命を救う止血帯と圧迫包帯の使用法
・大出血からの救命・胸部外傷からの対応をフローチャート形式で解説
・爆弾テロなど同時に多数の負傷者が発生した場合の対応メソッド
実際に任務に就く自衛官には絶対に読んでいただきたい１冊です。
現在、エリートでは『イラストでまなぶ！ 戦闘外傷救護 増補改訂版』他、元40普連連隊長の著作他、自衛官にぜひ読んでいただきたい書籍も取り扱っています。
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