2014年09月19日

ナイフやマルチツールのメンテナンスために


ガーバーのシャープナーを入荷致しました。



マルチツールやポケットナイフなどの刃先を研ぐ用です。マルチツールはプライヤーやドライバーなど壊れにくく買い替えの必要があまり無いかもしれません。ですがナイフに限っては使えば使う程、刃先がこぼれ、丸み、切れ味が鈍くなり、余計な力をかけることでケガ、もしくはキズをつけてしまう危険があります。

さらに自宅できっちりと砥石で研げることが出来れば問題ありませんが、富士山の上や出張先、教育訓練を受けている出先などで刃こぼれがあっては、その後の訓練に支障がきたしてしまいます。



そんな時に、こちらのフィールドシャープナーがあればフィールド上でも手軽に刃先を整える事が出来ます。ダイヤモンドコーティングされた先端の交差式シャープナーと、大きさの違う研ぎ棒があり簡単に、刃先を整え、研ぐことができます。

1人1本持っている必要はないかもしれませんが、チーム内にひとつはあると大変便利なシャープナーです。

こちらの商品はエリートにて展示、販売してありますのでお近くにお越しの際は是非、お立ち寄りください。





ちなみに、研ぎ方です。

刃物の本当の切れ味を取り戻す為には砥石を使ったメンテナンスが理想ですが、フィールド上ではそうは言っていられません。安価に仕入れられて、使用法も簡単なものがいいです。そのため、比較的に簡単な構造の交差式シャープナーが安く、スーパーなどで手に入ります。ですが、こちらの交差式シャープナーの欠点は刃先しか、研げないという点です。砥石で研げば刀身から刃先にかけて刃先の角度を保ったまま研ぐ事が可能になりますが、シャープナーだと刃先のカタチを整える事はできても、研げば研ぐ程、先端の角度は鈍くなり切れ味は甘くなります。

で、必要なのは刃先の角度を守る為に、刀身から刃先にかけて研ぐ事ができる研ぎ棒が必要になります。こちらはステンレス製のナイフにしか対応しておりませんが、切れ味を回復させるのに一定の効果はあるそうです。刃物を研ぎ棒から約20°の角度で刃元をあて、そのまま切っ先まで滑らせます。これを片側5〜10回ずつ行います。硬度の違うハガネでは逆に刃物を痛めますので、使用しないで下さい。


それでは今後ともエリートをよろしくおねがいします。



  

Posted by ELITEMASTER  at 15:29Comments(0)お店の商品情報

2014年09月16日

バイク屋さんのお客様感謝デー・アメリカの場合


涼しくなってきました。秋は紅葉がきれいですので、バイクに乗ってツーリングするには最適の季節です。



私も愛車のヤマハVmaxを整備するために、行きつけのバイク屋さんに行ったのですが、ちょうどお客様感謝デーをやっていましたので、その模様をレポートしてみたいと思います。




このバイク屋さんは主に日本製のバイクを取り扱っています。主にヤマハ製なのですが、ホンダやカワサキ、スズキなどのバイクも置いています。



日本のバイク屋と大きく異なるのは、バイクだけでなくATVやジェットスキーなども取り扱っている点です。さすがアウトドアライフが大きなマーケットとなっている国です。それに写真を見てもらうとわかりますが、店内が広い!日本では考えられない広さです。



イベントは車検が無いアメリカならではのカスタムバイクコンテスト、馬力コンテスト、ビキニのモデルによる撮影会など、盛りだくさんでした。










モンスター栄養ドリンクがスポンサーということもあり。モンスタードリンクが無料で配られているのも、暑い日のイベントとしては嬉しい配慮でした。



私のVmaxは馬力コンテストに出場し、見事に優勝しました。




結果は178.4馬力という数値が出ました。私のVmaxはK&Nエアフィルター、ダイノジェット・パワーコマンダー、V&H製CS1パイプという改造です。ストックのVmaxも出場していて、165馬力という数字が出ていましたので、3つの改造によって10馬力ほど上がっているようです。メーカーは200馬力と宣伝しておりますが、若干のサバ読みがあるようです。




今回の整備はバッテリーから電源を引いて、ハンドルバーにUSBポートがあるパーツを購入・装着しました。これによりハンドルバーの中央に携帯電話をマウントし、GPS機能をONにしてナビゲートできるというわけです。これで複雑な峠道に入っても迷うことはありません。この店のメカニックの腕は良く、『8000マイル整備チェックの前に、前のタイヤを交換した方がいいですよ。あと1000マイルくらいは持ちますけど』と言われました。命に関わる事だけに、非常に丁寧にアドバイスしてくれます。もちろんその通りにするつもりです。

では、みなさんも安全運転で楽しいバイクライフをエンジョイして下さい。

飯柴






  

Posted by ELITEMASTER  at 15:48Comments(0)インストラクター

2014年09月11日

5.11カタログ 日本語版


5.11 日本語版カタログが完成しました。



タクティカルパンツなどで有名な5.11の商品群、アパレル、ブーツ、グローブ、アイウェア、バッグなど先進の衣類達を厳選してラインナップしてあります。







こちらのカタログを店頭にて配布しておりますのでご興味のあるかたは是非、お越し下さい。










  

Posted by ELITEMASTER  at 16:59Comments(0)お店の情報

2014年09月09日

シュアファイア製2211ルミノックス・リストライト




毎年度肝を抜く明るさとコンパクト性のある新製品を出すシュアファイア社が、昨年のショットショーでリストライトのプロトタイプを公開しました。それから1年半以上の時間をかけて、最近ようやく量産モデルの販売にこぎつけました。今回はその初回ロットを入手しましたので、レポートしてみたいと思います。



シュアファイア社といえば、タクティカルライトの代名詞とも言える存在で、軍・警察関係者から絶大の信頼を得ています。かくいう私も90年代初期に6Zライトを購入しましたが、バルブとバッテリーを交換したのみで、そのライトを現在も使用し続けています。写真のライトがその6Zです。その6Zのテールキャップには、シュアファイア社の前身であるLaser Productsとマーキングがまだあります。それだけ長い間使い続けてもまだ現役でいられるほどの信頼性があるわけです。ちなみにの6Zライトは私とともにROTC、82空挺師団、アフガニスタンで、ストライカー旅団、と数多くの訓練と実戦を共にしてきた戦友でもあります。



新製品の2211ライトですが、以上の理由から信頼性においては疑いの余地はありません。では使える装備なのかそうでないのか、2週間ほど私が使用してみた感想を正直に述べてみたいと思います。
まず利点から述べてみましょう。従来の円筒形のフラッシュライトを使用すると、どうしても片手がふさがってしまいますが、2211だとその弱点を完全に解消できます。また円筒形ライトと拳銃を同時に使用し、とっさに光のビームと銃口を正確に同箇所に向けるのは相当の訓練が必要となります。2211だと拳銃を両手で保持すると、光が銃口とほぼ同じ個所を照らすように設計されています。ここが最大の利点でしょう。また常に左腕にフラッシュライトがある、という精神的余裕とともに、警察官がベルトに装着する装備を一つ減らせるという利点もあります。また兵站を整えるのは軍隊において鉄則ですが、電池を必要とせず、従来のスマホと同じ充電器でチャージできるのは大きな利点です。明るさも300ルーメンと申し分ありません。照射時間も長く、夜勤の警察官や警備任務に就いた兵士が、一晩で使い切ることはまずないでしょう。明るさも目的に応じて三段階の調節が可能です(300ルーメンで1時間、60ルーメンで4時間、15ルーメンで13時間)。ルミノックスの時計に関しては、アナログの腕時計としてはトップクラスの信頼性を誇ります。おれは今さら言うまでもないでしょう。



では欠点ですが、まずその価格です。定価8万以上というのは、やはりいくらなんでも高すぎます。安月給の警察官や兵士たちが簡単に購入できる額ではありません。エンジニアリングに時間と開発資金がかかったのは理解できますが、コストダウンは絶対に必要です。次にやはりその体積です。重さは200グラム弱と大したことは無いのですが、やはり普通の腕時計と比較してかなり大きいサイズです。ただフラッシュライトを携帯しなくてもよくなったので、総合的に考えると、軽量化されたと言えることは言えます。またその大きさから必要以上に目立ってしまい、余計なアテンションを引き寄せてしまう可能性も否定できません。実際に私も2211を着用していて、『何の時計ですか、それ!?』と訊ねられた事が何度かありました。アンダーカバーなどの任務では使用しない方が無難でしょう。
総合的な評価ですが、主に夜勤に就いてフラッシュライトを常時必要とする方たちには、非常に有効な装備のひとつとなると思います。その投資に見合った活躍をしてくれるのは間違いないと思います。

飯柴






  

Posted by ELITEMASTER  at 18:22Comments(0)装備品・訓練

2014年09月05日

USNギャザリング レポート




昨年もレポートしましたが、今年も9月初のレイバーデイ・ウイークエンドにラスベガスにおいて、USNギャザリングが開催されましたので、その様子を簡単にレポートしてみたいと思います。



今年もKIKUナイフの松田菊男さんのブースにお邪魔して、色々と勉強をさせていただきました。





去年のUSNは私がデザインしたKIKU H-Minusナイフのデビューでしたが、今年は発売後1年という事もあって、かなり知名度が高くなっており、中国人の著名バイヤーから『H-Minusは中国でも大人気だよ!』と声をかけてもらいました。




KIKUナイフだけでなく、スパルタン、TAD、スパイダルコ、ベンチメイド、など他社の製品・新製品を手にとって見られる絶好の機会なので、非常に勉強になるわけです。





軍隊経験が長くなると、ナイフだけでなく装備品を手にとって見ただけで使えるか使えないかが、ほぼ確実に判断できるようになります。ですがそれは米軍の空挺歩兵という私のバックグラウンドからの視点であって、他の視点からデザイン・設計された製品を手にして説明を受けると、『ああ、なるほど!こういうアプローチの仕方もあったのか』といった具合に感心させられる事があります。今回もそういうのが数件ありました。






また、洗練されたナイフメーカーのみが集まるUSNとはいえ、その中においても勝ち組がいます。マイクロテックなどはその筆頭で、ショー開始直後に全ての製品が売り切れ、その後はずっとテーブルが空でした。このメガネをかけたIT企業に勤めてるっぽい人が、マイクロテック社長のトニーさんです。



USNが開催されるラスベガスですが、何回来ても楽しく、飽きる事はありません。今回もレイバーデイ週末という事で、ストリップはまともに歩けないほどの人でした。誰もが一生に一回は訪れるべき場所のひとつがラスベガスです。もしまだ訪れた事の無い方は、ぜひ一度訪れてみて下さい。








  

Posted by ELITEMASTER  at 19:11Comments(0)インストラクター