2017年02月26日

警察官になりたい人へ


お店に来るお客さんの話を聞くと警察官になりたい人結構いるようですが、何となくあきらめて普通の職についている人も多いそうです。
そこで今回はRATS(Riot and Tactics Squad)機動隊で有名な「埼玉県警察」が新規の警察官を募集しているということです。
29歳までの人なら誰でも受験できるそうで警察官になりたい人は是非この機会にチャレンジしてみては?

興味のある人は、お気軽に当店に問い合わせて下さい。
03-5967-0634 斉藤まで





3月5日には体験もできるチャレンジセミナーもあります。

エリートホームページ
エリートオンラインショップ
エリートツイッター




  

Posted by ELITEMASTER  at 16:11Comments(0)お店の情報

2017年02月18日

『イラストで学ぶ 現代のスナイパー 実戦編』2/25日発売


 大変好評でした『イラストで学ぶ 現代のスナイパー』シリーズですが、第二段を出版する事となりました。前回が基礎編という事も合って、前作出版直後から、本作の執筆に取り掛かっておりました。というか、ページの都合により前作で紹介できなかった原稿もありましたので、このスナイパーシリーズは2作で1セットという認識です。もしまだ基礎編をご覧になっていない方は、この機会にぜひ一読されることをお奨めします。
2017年2月25日発売です。


『イラストで学ぶ 現代のスナイパー 実戦編』の表紙
(ちなみにこの表紙については僕は一切関知してません)

 スナイパー(狙撃手)という言葉(警察関係ではPolitically Correct的な理由で、Sharp Shooter、Precision Shooter、Marksmanと呼ぶ事もあるが、スナイパーと同じ)が定着して、実はまだそれほど年月は経っておりません。240年以上の歴史を持つ米国陸軍でも、スナイパー・スクールが設立されたのはわずか30年前(1987年)です。つまり米陸軍内でも比較的新しいドクトリンなのです。陸自にいたっては、狙撃過程が富士学校に設立されたのはわずか数年前の2015年と聞いています。ですが狙撃手の需要は今後も高まるばかりです。
ですが、映画などで誇張された内容と現実とが混同して伝わり、間違った内容が伝えられているのがスナイパーだと思います。スナイパーに関する都市伝説は数多くあり、一般人はどれがホントか判断できない状態でしょう。この本はそういった『狙撃』というサブジェクトを、本来あるべき座標軸上に戻した一冊になったと思います。


『イラストで学ぶ 現代のスナイパー 基礎編』(前作)

 本書の執筆、制作にはほぼ丸一年を費やしました。米陸軍時代の同僚・先輩・後輩へのヒアリング、国際スナイパー大会で最新狙撃戦術の視察、ショットショーでの最新情報収集、スイスでSPR 300特殊狙撃銃の実射、等…とにかく一切手抜きをせず、全精力をかけて仕上げたのが本書です。それだけは自負しております。今まで10冊以上の本を出版しましたが、ここまで気合を入れたのは本書が初めてです。
もちろん、本書が完成したのは、多くの関係者からの支援がありました。特にスイスではB&T社とRUAG社の全面協力がありました。特殊弾薬である.300 Whisperに関しては、両社の協力がなければ不可能でした。この場を借りて、謝辞を述べさせていただきます。
 自分の『イラストで学ぶ』シリーズも、今回で3冊目になりました。最初は抵抗があったのですが、軍事戦術という難しい内容を解り易く、かつ楽しく解説できる表現方法に、自分も考え方を改めさせられました。

 今回は特別にエリート店頭にて、サイン本を少数用意しております。もし興味がある方は、この機会にぜひご購入ください。よろしくお願いいたします。

飯柴智亮



『イラストで学ぶ 世界の特殊部隊 アメリカ編』もあります。


タクティカルプロショップ・エリート
タクティカルプロショップ・エリートオンラインショップ
エリート・ツイッター
エリート・フェイスブック

  


Posted by ELITEMASTER  at 19:15Comments(0)インストラクター

2017年02月17日

SIG P320 MHS/M17



今年のショットショーですが、会場入りした時にいつもと違った雰囲気がありました。SIG社が占める面積が広く、スタッフがいつもの3倍ほどの人数、そしてインタビューボックスが何個も設置され、皆が忙しくしていました。それもそのはず、M17として次期米陸軍正式採用拳銃の座を勝ち取ったからです。最終選考では、宿敵グロックとの一騎打ちでした。近年、米国の警察官の腰からSIG製拳銃が消え、グロックのシェアが2/3ほどとなっていましたので、SIG社としては久々にかっ飛ばした満塁ホームランだったと思います。
ではここで私の意見を述べてみたいと思います。まず、なぜ警察がグロックでなければならず、軍隊はSIGなのでしょうか。これはどちらが優れているという比較ではなく、使用目的の違いです。警察官はメイン・ウエポンとして拳銃を携帯します。それに対して軍隊ではMP以外はサイドアームとしての携帯です。つまり拳銃は戦闘性能よりも安全性と万能性に重点を置かれます。女性兵士や小柄な兵士、そしてCSS(支援任務)兵士などが使用する事も考慮しなければなりません。つまり最大公約数が求められるのです。誤解を恐れずに言うと、CSSの将兵は銃器に関しては素人同然で、年に1回の検定射撃時しか射撃しない場合が殆どです。そういった点から判断して、今回は珍しく軍は正しい選択をしたな、というのが筆者の意見でした。拳銃自体だけの話ではなく、製品はニューハンプシャー州で製造されますので、雇用を生み出して経済効果もあります。米国の製造業は現在、深刻な状態にあり、これはある意味拳銃本体よりも重要な選択課題です。
私の元同僚の少佐が、早速M17を撃つ機会に恵まれ、写真を送ってきてくれました。『安全装置が自然な位置にあり、使いやすい。M9よりかなり軽量だ。ジャムも無かったし、撃ちやすい。M9の後継として申し分ない』との事です。こう言っては実も蓋もありませんが、弾薬が同じ9mmで拳銃ですので、そんなドラマチックな違いはありません。ただ運用範囲が広いな、というのが感想です。CSSやMPの将兵はそのまま使用できますし、特殊部隊レベルの兵士用にサプレッサー、レーザー/ライト、光学照準機、サプレッサー、などフルオプションで展示してありました。
自衛隊も次期拳銃を模索してるようですが、M17をそのまま採用するのがベストの選択です。自分は日本が米国の猿真似をするのは嫌いですが、末端戦術の拳銃なんかは開発費と時間をかけるのはもったいないので、面倒な事は米国にやらせて、そのまま同じものを採用し、漁夫の利を得るべきです。兵站の面でも全く心配がなくなります。



話は変わりますが、ショットショーが行われるラスベガスでは、別の楽しみもあります。超一流シェフが軒並み店を出しているので、グルメにはたまらない街になっています。確かに安くは無いですが、バカラでするよりも賢いお金の使い方ではないでしょうか。今回はミシュラン三ツ星シェフ、ピエール・ガニェールのTWISTと、同じくジョエル・ロブションのL'ATELIER de Joël Robuchonで食事してきました。





両者とも甲乙付けがたい味付けで、最高の夕食を楽しめました。皆さんもラスベガスに来る機会がありましたら、ぜひ寄ってみて下さい。特にTWIST(マンダリン・オリエンタル・ホテル 23階)から見る夜景は最高でした。
飯柴



  

Posted by ELITEMASTER  at 19:58Comments(0)装備品・訓練インストラクター