楽しみながら強くなれる!田村装備開発(株)の『ガチタマTV』!
2024年10月16日
実銃用天然素材の潤滑剤、フロッグルーブ!

フロッグルーブはアメリカ製の銃器用の潤滑剤で、軍からシューター、ハンターと銃を扱う方の愛用品で、絶大な信頼と実績があります。
しかも100%天然素材を使用しており、環境にやさしいオイルです。
天然素材なので、実銃だけでなくエアガンのパーツやプラスチック部にも使えます。
そして一部、実際に使用した陸自の隊員からも絶賛されています。
今回、フロッグルーブの種類と簡単な使い方をご紹介しましょう。
グロッグルーブ CLP(ペースト)
ペーストタイプの潤滑コーティング剤です。
CLPとはクリーニング、ルブリカント(潤滑)、プロテクト(保護)の略になります。
CLPを塗布すれば、動きがスムーズになります。作動不良なども起きません。もちろん体にペーストがついても影響はありません。

使用法は簡単。
銃などを通常分解し、ハケなどでCLPを全体に満遍なく塗っていくだけです。

あとは、塗布後にウェスで余分な分を拭き取ります。
注油というよりパーツ全体を潤滑コーティングします。
スムーズな作動だけでなく、火薬カスなども寄せ付けず、さらにもサビ防止にもなる夢のメンテナンス剤です。
また、銃などをドライヤーで温めてから塗布する方がよりCLPを浸透させることができます。

銃だけでなく、マルチツールやナイフなどにも使用できます。
フロッグルーブ CLPリキッド
こちらは液体タイプのCLP潤滑剤です。
銃本体やパーツに万遍なく塗りこむことにより、ペーストタイプと同様にコーティングされ、動作が非常にスムーズになりジャム等が少なくなります。
天然素材なので、人体に影響がないだけでなく、万一、口にしても問題ありません。

エアソフトガンなどには液体の方が塗布しやすいと思います。
グロッグルーブ エクストリーム
こちらはグロッグルーブ CLPの液状タイプと使用法、効果もペーストタイプと同じですが寒冷地用の潤滑コーティング剤になります。
極低温状態から弾を発射した瞬間の高温にも対応します。
エクストリームは-40度まで、凍結することなく急激な温度変化にも対応するようになっています。
射撃で急に高熱になっても蒸発したり、燃焼することはありません。
フロッグルーブCLPに混ぜて使用することも可能です
フロッグルーブ ソルベント
ソルベントは強力なは油汚れ落としで銃口内にこびりついた火薬カス等のカーボンも落とします。
CLPでクリーニングする前に、まずはソルベントで、銃身をクリーニングにしてください。
こちらも天然素材で作られているので無害です。

このフロッグルーブ、冒頭でも書きましたが、陸自のある部隊から海水で濡れても錆ないと好評のようです。
そして昔からあの有名なタクティカルインストラクターのクリス・コスタ氏も愛用しています。
エリートではフロッグルーブ各種取り扱っていますので、一度、愛銃でお試しください。
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2024年10月05日
AKUのブーツについて

今回は、イタリア製のブーツ、AKU社のSPIDER IIを使用した感想をレポートしてみたいと思います。
まず、歩兵にとってブーツは最重要ともいえる装備のひとつです。
歩兵とは名の通り、『歩く兵士』です。歩けなくなった歩兵は使用価値がありません。
すなわち戦闘時に死を意味します。
なので自分の足に合うブーツを見つけるのは死活問題と言えます。私が現役の頃は、支給品のブーツのみの使用が許され、個人で選択する事は御法度でした。

なのでそれができる現代の兵士は羨ましく思います。
当時の支給品ブーツは全革製で重い上にクッションも硬く、長い距離を行軍していると足と膝に負担がかかる物でした。
それで私たち空挺歩兵は、フォート・ブラッグ基地のすぐ外にある『Boots Master』というカスタムショップにブーツを持ち込み、自分の足に合うように改造していました。そういった経験を積んだからこそ、今は手に取っただけでそれがいいブーツか悪いブーツかを判断できるようになりました。
熟練のすし職人が、豊洲市場でマグロを見ただけでいいマグロかそうでないかを判断できるのと似ています。

まず手に取って最初に感じたのは、質実剛健なデザインです。
パッと見どこのメーカーのブーツだかわかりません。
これは落下傘降下時に引っ掛かる可能性がある突起物を嫌う、空挺隊員向けだとすぐに理解できました。
これは後で聞いた話ですが、米海軍シールチームや、米陸軍SF(グリーンベレー)の要請によって開発されたそうです。
両部隊とも空挺部隊である事から、さもありなんと思いました。
次に感じたのが、その曲線です。まるで靴職人が木の型を使って丁寧に手作りで作り上げたような曲線をしています。
履いてみると幅の広い自分の足にピッタリとはまり、ホットスポット(当たって水ぶくれができる箇所)がありません。
これも後でわかった事ですが、実際に靴職人が木の型を使って、手作りで1足ずつ作り上げるそうです。
この辺はイタリアのクラフトマンシップが見事に出ています。
素材は最新のAIR8000が使われ、蒸れが最小限に抑えられています。
温暖から亜寒帯までの使用を想定しているようです。
靴底のパターンは市街地からある程度平らなオフロード向けの物が採用されていました。
重装備の行軍には向きませんが、コンバット・ライト(アーマーとヘルメット、3Daysまでの小型のアサ
ルトパック)での使用を想定しているのでしょう。
まさに精鋭軽歩兵部隊での最大公約数とも言える設計・デザインです。

早速このブーツを履いて実弾射撃する機会がありました。そこで感じたのが前足底の薄さと、後足底の厚さのバランスです。
前足底は程よく薄く、地面を感じられる程度です。
前足底が厚過ぎると、射撃時だけでなく、ペダルが感じられずに運転時などにおいても危険です。
後足底の厚さの意味は射撃時に分かりました。
立射時に反動を丁度良く吸収できる厚さでした。
後足底の厚さが薄過ぎると、反動に負けて後ろにバランスを崩してしまいます。
アキレス腱の部分が大胆にカットされている点も気に入りました。
ダッシュ時に邪魔にならず、ブーツでありながらローカットに程よく近い感触です。
それでいて踝はシッカリとガードされています。
重量も片方で550g程度と、堅牢でありながら軽量です。
良い事ばかり書きましたが、足の形は各個人で異なります。
このモデルが万人に合うはずもありません。
ですので購入時は必ず実際に着用してみて決める事をお奨めします。
『どこそこの誰々が使ってるから』という理由で、安易に通販などで購入しないでください。
最後になりますが、ブーツと同様に大事なのが靴下の選択です。
足とブーツと靴下は、ハンバーガーセット(ハンバーガーとポテトとドリンク)のような存在と思って
ください。
せっかくいいブーツに出会っても、靴下の選択を誤ると台無しになってしまいます。
足が蒸れたり豆ができたりと、パフォーマンスが低下してしまいます。
そして言うまでも無く、足のケアも重要です。
今回は久しぶりに自分に合うブーツに出会ったので、紹介させていただきました。

AKU NS 564 Spider II
飯柴
2024年10月04日
サファリランドのハイエンドな耳栓

映画などでは、耳栓などせずに、バンバン銃を撃ちまくっているので、それが普通かと思っていました。
が、初めて実銃を撃った時、その射撃音に圧倒されました。
しかもあえて、リアルを体感するために耳栓なしで撃ってみましたが……
耳がキーンとするだけでなく、大音量で脳がシャッフルされました。
映画のように撃ちまくるのは無理でしょう。
今は実弾射撃では耳栓は必須です。耳を守るためにもイヤープロテクターは必ず装着しましょう。
ということで、ホルスターなどで有名なサファリランドからプロユースの耳栓を2点ご紹介しましょう。
サファリランド
フォーム インパルス ヒアリングプロテクション
実弾射撃時の発砲音を軽減しつつ、周囲の音、会話も可能な耳栓です。
何よりもコンパクトで、軽く、電池など不要です。不意の電池切れ、故障の心配もありません。
さらにこの耳栓には2モードあります。
通常のインパルスモードではNRP13dbの遮音効果を持ち、声を聞き取ることができるが、銃声などには自動でNRP38dbの遮音効果を発揮します。
フルブロックモードではNRP20dbまでの騒音を常に遮断してくれます。
また紛失防止のためにシリコン製のネックストラップが標準装備(着脱可能)です。
ストラップには「フルブロックプラグ」というキャップが付属しています。
このキャップが付いてない状態が、インパルスモードです。
「フルブロックプラグ」を装着した状態がフルブロックモードです。常に騒音がする環境で効力を発揮します。
耳に挿入する部分は柔らかい、ユニバーサルフィットのメモリーフォームチップを採用。何度でも繰り返し使用できます。
サファリランド
プロ インパルス
こちらも上記のフォーム インパルス ヒアリングプロテクションと同様、実弾射撃時の発砲音を軽減しつつ、周囲の音、会話も可能な耳栓です。
こちらも遮音が2モードあり、サイズ違いで2セット同梱されています。
収納ケース付きです。
右の赤いのが、インパルスフィルターです。
これを装着することでフルブロックモードになります。
インパルスフィルターは着脱可能です。
小さいので無くさないように。
左のインパルスフィルターを装着しない場合は会話が可能なNRP13dbの遮音効果を持ちつつ、銃声などには自動でNRP33dbの遮音効果を発揮します。
プロ インパルスは赤いフィルターを装着しない状態は筒抜けですが、ここが特許取得済みのサファリーランドのIMPULSE™フィルターテクノロジーなのです。
通常の周囲の音声は通過しますが銃声、爆発音など衝撃音から耳を保護します。
遮音機能付きのヘッドセットなども現在数多くありますが、電池が必要とか、頭が締め付けられるとか、ヘルメットと干渉するとか色々問題が発生しますが、通常の耳栓タイプなら手軽だし、持ち運びも耳に挿入しても邪魔にならないし、ヘルメット等とも干渉しません。
そしてヘッドセットより遥かに安い! いいことづくめです。
今回紹介した上記のサファリランド2種はエリートでお取り扱い中です。銃を扱う人だけでなく、工場など騒音が大きい職場の方にもおすすめです。
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