2017年02月18日

『イラストで学ぶ 現代のスナイパー 実戦編』2/25日発売


 大変好評でした『イラストで学ぶ 現代のスナイパー』シリーズですが、第二段を出版する事となりました。前回が基礎編という事も合って、前作出版直後から、本作の執筆に取り掛かっておりました。というか、ページの都合により前作で紹介できなかった原稿もありましたので、このスナイパーシリーズは2作で1セットという認識です。もしまだ基礎編をご覧になっていない方は、この機会にぜひ一読されることをお奨めします。
2017年2月25日発売です。


『イラストで学ぶ 現代のスナイパー 実戦編』の表紙
(ちなみにこの表紙については僕は一切関知してません)

 スナイパー(狙撃手)という言葉(警察関係ではPolitically Correct的な理由で、Sharp Shooter、Precision Shooter、Marksmanと呼ぶ事もあるが、スナイパーと同じ)が定着して、実はまだそれほど年月は経っておりません。240年以上の歴史を持つ米国陸軍でも、スナイパー・スクールが設立されたのはわずか30年前(1987年)です。つまり米陸軍内でも比較的新しいドクトリンなのです。陸自にいたっては、狙撃過程が富士学校に設立されたのはわずか数年前の2015年と聞いています。ですが狙撃手の需要は今後も高まるばかりです。
ですが、映画などで誇張された内容と現実とが混同して伝わり、間違った内容が伝えられているのがスナイパーだと思います。スナイパーに関する都市伝説は数多くあり、一般人はどれがホントか判断できない状態でしょう。この本はそういった『狙撃』というサブジェクトを、本来あるべき座標軸上に戻した一冊になったと思います。


『イラストで学ぶ 現代のスナイパー 基礎編』(前作)

 本書の執筆、制作にはほぼ丸一年を費やしました。米陸軍時代の同僚・先輩・後輩へのヒアリング、国際スナイパー大会で最新狙撃戦術の視察、ショットショーでの最新情報収集、スイスでSPR 300特殊狙撃銃の実射、等…とにかく一切手抜きをせず、全精力をかけて仕上げたのが本書です。それだけは自負しております。今まで10冊以上の本を出版しましたが、ここまで気合を入れたのは本書が初めてです。
もちろん、本書が完成したのは、多くの関係者からの支援がありました。特にスイスではB&T社とRUAG社の全面協力がありました。特殊弾薬である.300 Whisperに関しては、両社の協力がなければ不可能でした。この場を借りて、謝辞を述べさせていただきます。
 自分の『イラストで学ぶ』シリーズも、今回で3冊目になりました。最初は抵抗があったのですが、軍事戦術という難しい内容を解り易く、かつ楽しく解説できる表現方法に、自分も考え方を改めさせられました。

 今回は特別にエリート店頭にて、サイン本を少数用意しております。もし興味がある方は、この機会にぜひご購入ください。よろしくお願いいたします。

飯柴智亮



『イラストで学ぶ 世界の特殊部隊 アメリカ編』もあります。


タクティカルプロショップ・エリート
タクティカルプロショップ・エリートオンラインショップ
エリート・ツイッター
エリート・フェイスブック

  


Posted by ELITEMASTER  at 19:15Comments(0)インストラクター