2016年06月28日

OAKLEYオークリーのPRIZM SHOOTING プリズムレンズ


少し前に、オークリー社のプリズムレンズが優れている、という事をレポートしました。プリズムレンズはゴルフ、野球、釣り、野外、など各種用途に応じて、細かいモデルが存在します。今回、オークリー社は射撃用のPrizm Shootingを発表しましたので、早速入手し、テストしてみました。
OAKLEYオークリーのPRIZM SHOOTING プリズムレンズ


購入したのはTombstoneセットです。TR22レンズ、TR45レンズ、クリアレンズ、の3種類のレンズがセットになっています。22とか45とかの番号は、レンズが遮断する光量の数値で、室内や曇りでの使用時はTR22を、屋外で日照量が多いときはTR45を使用する、といった具合になります。ここで問題になるのがレンズ交換の面倒くささなのですが、Tombstoneはワンタッチで交換できるようになっていて、この点は自分も気に入りました。またTombstoneモデルは米陸軍マークスマンシップユニット(トップシューターのジュリー・ゴロブなどが所属していた射撃専門チーム)の協力を得て開発しただけあり、その辺のフィードバックは現場で使うプロ中のプロから受けています。またTombstoneレンズは上部をフレームレスデザインとなっていて、視界が従来のオークリーモデルらと比較してかなり広い、という点が特徴です。これは伏せ撃ち時に有効な措置です。上部フレームレスとした事で大幅な重量軽減に成功しており、サングラスをかけていることを忘れてしまうほど軽量です。百聞は一見にしかず、Tombstoneモデルのプロモビデオを見てください。オークリー社がいかにエンジニアリングに時間と手間をかけたかがわかります。このビデオを見ると、オークリー社の製品が他社のそれと比較して割高なのが納得できてしまうほどです。


問題は軽量化したため、剛性をかなり犠牲にした点でしょう。実際の現場では比較的アクションが少ない狙撃手などと、使用が限定されるのが予想されます。ですがそこはオークリー社、抜かりはありません。既存のSI Mフレーム用、新型M フレームALPHA用、など、剛性が必要とされるフレーム用のモデルも存在し、替えレンズのみでの購入も可能となっています。


OAKLEYオークリーのPRIZM SHOOTING プリズムレンズ


OAKLEYオークリーのPRIZM SHOOTING プリズムレンズ


OAKLEYオークリーのPRIZM SHOOTING プリズムレンズ


実際の射撃時に使用した感想ですが、他のプリズム同様に、全てのボーダーラインがクッキリと浮き上がります。薄い赤色の視界内の標的が3Dで補足できる、標的までの距離感がより正確にわかる感じです。まだ入手したばかりでそれほど使い込んでいませんが、第一印象がいい製品、という感じがしました。射撃が専門の友人・知人に使用感を聞いてみても、おおまか良好なフィードバックを得られています。何度も言いますが、サングラスを含めて万能な装備と言うのはありません。状況に応じてうまく使い分けるしか方法は無く、それができるようになるには現場で経験を積む以外には無いでしょう。ただ近い将来、光量によって自動的(もしくはマニュアルで)にレンズの色合いがカメレオンのように変化する製品ができるかもしれません。

Prizm Shootingレンズは用途が限定されますが、射撃を任務とする警察官や自衛官の方たち、また民間のシューターやアーチェリー射手の方たちにはぜひともお薦めしたい一品です。

飯柴


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Posted by ELITEMASTER  at 11:52 │Comments(0)装備品・訓練お店の商品情報

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