2013年10月27日

国際スナイパー競技会レポート



今年もOTSは、米陸軍フォート・ベニング基地で開催された国際スナイパー大会に視察目的でスタッフを派遣しました。
その模様をレポートします。


SABER製RSA-A3カーボンファイバーシャーシにレミントンM700 を載せた贅沢なスナイパーライフル



米陸軍正式採用後にすっかりおなじみになったM110ライフル。

今年は例の連邦政府が閉鎖されていた影響で、この大会までもが中止という情況に追い込まれました。
ですがそこは政治ゲームが大嫌いな軍人たちです。
既に予定を立てて大会のために訓練してきた各チーム(特に海外から来米したチーム)のために名称を『狙撃技術交流会』に変えて、非公式な大会を行いました(出場をキャンセルしたチームもあり)。


マグプル製のストックを搭載したAR-10カスタム。スナイパー個人の所有物。


この大会名はスナイパー大会の本質を表現しています。
勝敗は二の次で、最も大事なのは交流を通じてお互いの知識と技術を磨きあう事にあります。
実際問題、例年と同じように競技の合間にスナイパー同士がお互いの経験と知識について話し合っているシーンが数多くありました。
そこには険悪な雰囲気など一切無く、素直な向上心だけが見受けられました。ちなみに名称は変わっても競技内容は全く同一で行われました。


 H&K 417にスコープとマイクロT-1を搭載したカスタム。
これは良く当たるのだが、いかんせん重量がありすぎるので、機動力重視の行動には不向きである。



今大会の参加チームは17チームです。


デンマーク陸軍のサイドアームは何とSIG P210。『17年も使ってるんだよ』と言っていたが、スライドを引くとスムースな動き…さすがチェコの名銃である。



最終的な結果は下の表の通りです。
その中でも特にUAE(アラブ首長国連邦)の成長が特に目立ちました。
UAEは数年前にOTSのスタッフが同大会を視察に訪れた時が初参加だったのですが、その外見も銃も装備も、お世辞にも一流とは言えませんでした。
ところが年々メキメキと腕を上げ、去年は12位、今年はトップ3を争うまでになりました。継続は力なりです。


ほとんどの人が使用している銃床の下部に付けるACCU SHOT(モノポッド)

ここで参加を求められるのが自衛隊の狙撃手たちです。このUAEチームの例でもわかるように、毎年人員を参加させていれば自衛隊狙撃部隊のレベルの底上げに大きく貢献するのは200%間違い無い事実です。
無責任に言っているのではなく、OTSのアドバイザーは現役時代に日米合同訓練において、自衛隊狙撃手の狙撃訓練を受け持った経験があり、プロのアドバイザーとして意見を述べています。OTSは早い段階での自衛隊チームの参加を強く推奨します。

全体的には大会名称が変更になり、一時は情報が錯乱した事で、選手たちも競技を開催するスナイパースクールの教官たちも、モチベーションが全体的に低かったのは事実です。
来年は同じような事が起こらないことを願います。

競技結果 

1位 米陸軍マークスマン・ユニット

2位 米陸軍第三特殊部隊

3位 アラブ首長国連邦(UAE)

4位 デンマーク陸軍

5位 1/17 CAV

6位 州軍マークスマンシップ訓練センター

7位 Fort Drum狙撃チーム

8位 クラークスビル警察狙撃チーム

9位 HHC 1/502

10位 米陸軍第三特殊部隊第二大隊

11位 ノースキャロライナ州警察

12位 アイルランド陸軍

13位 A CO 1/38 (第4ストライカー旅団)

14位 6th RTB

15位 2/11 INF

16位 第三歩兵師団

17位 2/19 INF

結果から見た全体的な感想ですが、トップ2は本命がそのまま来たという感じです。
優勝したマークスマンユニットは射撃するのが仕事ですから、それ以外の仕事をしている部隊に負けるわけにいきません。
2位の第三特殊部隊はSFARTEC(Special Forces Advanced Reconnaissance and Target Exploitation Course)を卒業しているスナイパー達ですので、上位に食い込んで当然です。


スナイパーチームは2人1組でエントリーする。スナイパーとは漫画などの影響で1匹狼と勘違いされているが、優秀なスポッターの存在なくして優秀なスナイパーはありえない。

6位に狙撃専門部隊とはいえ、州軍が食い込んだのは驚きです。8位に警察チームが入ったのも健闘です。


サプレッサーにかぶせてあるカバーは熱による陽炎を抑えるための装備。スコープはナイトフォース製。

普段は100m程度の狙撃しか訓練していない警察の狙撃手に長距離を狙撃させるというのは、陸上競技で言えはウサイン・ボルトにマラソンを走らせるようなものだからです。


NATO軍ではアキュラシーインターナショナルのAWライフルが狙撃銃のスタンダードとなっている。


M110狙撃銃にはサプレッサーが標準装備として支給されてくる。もはやサプレッサーの使用は常識です。


昨年2位でいつも上位に入るアイルランド陸軍が12位に落ちたのはどうしたのでしょう。
今年は調子が悪かったのでしょうか。
13位の1/38は以前にOTSのアドバイザーが所属していた部隊です。
当然応援していたのですが、13位とはちょっと残念です。
下位はほぼ全部が一般歩兵部隊ですので、予想通りといえばそうです。


競技の合間にはこのように各場所でスナイパー同士の勉強会を兼ねた雑談が行われる。



タクティカル プロショップ・エリート

エリート・オンラインショップ



  

Posted by ELITEMASTER  at 19:08Comments(0)

2013年10月08日

3通りの使い方!新型マガジンポーチ「バンジー&カバー」


5.11の新型マグポーチ
「バンジーアンドカバー」が発売されました。



こんなのです。
一見すると使い勝手がよくわからない玄人好みのポーチに見えますが、1つのポーチで3通りの使い方ができる多機能ポーチです。

使い方①
カバー





画像の通りにマガジンを差し込み、フラップを閉じます。
この際、従来の閉じ方とは逆です。これにより下から上に開ける動作が省略され、手を上からフラップを下げ、手を上に戻すと同時にマガジンを抜き取れますので素早いマグチェンジが可能になります。

使い方②
バンジー




バンジーコードを用いて、静かにマグチェンジを行います。敵が目の前にいるのにビリビリベルクロをめくる人はいませんので、バンジーのテンションを利用したマガジンポーチです。音がしないので静音性が求められる状況で効果を発揮します。スロット毎にバンジーコードがついてきます。


使い方③
ゴムテンション



フラップもバンジーも使わない、ゴムのテンションだけです。マガジンを撃ち終わったらダンプポーチにしまいます?1発や2発を残してマガジンを交換することもあるでしょう。その残りの1発や2発で生死を分ける事もあります。でしたらダンプポーチにしまわず、またマガジンポーチに戻します。その時にバンジーで抑えたり、フラップを開け閉めする手間があります。ゴムテンションなら差し込んだだけの応急処置です。走ったり、飛んだりするとずれますが簡易的に抑えます。


で、こちらの新型ポーチが発売されてしまった関係で、従来のマグポーチが廃盤になってしまいました。
こちらは昔ながらのビリビリベルクロですが、ハンディライト、マルチツール、お菓子、マガジンなどいろいろな物がはいるマガジンポーチです。こちらを特別価格でご案内していますので、よろしければご来店ください…。
今週もプロショップエリートをよろしくお願いします。







  

Posted by ELITEMASTER  at 17:55Comments(0)お店の商品情報

2013年10月05日

COACHのカモ


カモフラージュ柄の話題が出ましたので、ついでにひとつ。



自宅の近所にアウトレットモールが新しくできましたので、早速散歩を兼ねて視察に行きました。特に買うものは無いのですが、『使ってるCOACHの財布がもう10年くらい経って古くなったな』と思い、『もし気に入ったのがあれば…』というか類気持ちでCOACHのお店に足を踏み入れました。



最近は女性コーナーに完全に負けている男性コーナーですが、なんと男性コーナーが大きくなっていました。そしてそこにはなんと、カモフラージュ柄のシリーズが…しかもそのカモの柄が陸自の旧迷彩柄になんとなく似ているというのはただの偶然でしょうか。



しかも私が探していた『紙幣が2種類以上入るコンパートメントがあり、取り外しできるIDホルダー付き』という条件にピッタリの財布を見つけました。もちろん購入を即決したのは言うまでもありません。値段もグランドオープニングという事で、日本円で6千円ほどでした。ラッキーです。



よく見るとCOACHのカモフラージュ・シリーズは財布の他にセカンドバッグ、I Padケース、トートバッグ、ショルダーバッグ、などなど、かなり多彩にありました。私はそこまでCOACHファンではないので、財布だけの購入にしましたが、こういうアプローチは嫌いではありません。Tacticalとは直接関係無いとはいえ、現役・退役軍人の多いアメリカでは非常に有効な販売戦略だと思いました。




このCOACHのカモフラージュ・シリーズが日本で販売されているのかは私は知りません。ですがもし販売されているとしたら、ぜひ購入してみてはどうでしょうか。



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Posted by ELITEMASTER  at 18:20Comments(0)インストラクター

2013年10月04日

タクティカル・ショルダーバッグ


5.11より新型のショルダーバッグが開発されました。
こちら、



ラッシュデリバリー・マイクです。

以前はラッシュ・デリバリーというモデルがありましたが、そちらの後継です。サイズが非常にスマートになりました。



スマートなサイズ…悪く言えば収容出来る量が減ってしまいました。ご使用になられる方は持ち歩く量を考えてからのご購入がいいかと思います。
サイズ的にはこちら、



だいたい大きめの雑誌でも十分には入る幅はございます。
ですが、横幅は目算ですが週刊少年ジャンプ1冊と、その他の小物類が収容出来るかという量です。



先日ですが5.11ミーティングのため飛行機に搭乗する機会がありました。その際、パソコンや雑誌などを持ち込むと必然的にバッグのサイズは決められてしまいます。ですがあまり大きすぎると返って快適な空の旅が満喫できなくなりますので、飛行機に乗られるような最低限の量のバッグでいて、移動の邪魔にならないようなバッグをお探しの方にはうってつけです。

加えて、5.11製です。
背面は一般的にアクセスしやすい様にジッパーがありますが、



中にはコンシールメント用の隠しホルスターが接続できるスペースがございます。



こちらはエリートにて販売していますので、ご興味のある方はぜひご来店くださいませ。
それでは今後ともエリートをよろしくお願いします。


  

Posted by ELITEMASTER  at 19:14Comments(0)お店の商品情報