2013年07月26日

ダットサイトの話⑤




今回はダットサイトの話の最後ですので、使い方をご説明します。
意外と知っているようで知らないこともあります。

ダットサイトはサイトとして非常に優れていますが、サイトイン(0規正)が正確になされていないと意味がありません。

少し、説明します。
下記の写真は1クリック、1/2MOAと標示されてます。
それと-UP

エレベーション(上下)調整クリック

これはクリックを1回カッチと動かすと1/2MOA分だけダットが動きますよということです。
MOAというのはminute of arc(分)、1度の60分の1です。
1度というのは100m先で約1.75mの間隔になります。
それの60分の1だから約2.9cmです。
アメリカ人は簡単に1MOAは100ヤード(91.4m)先で1インチ(2.54cm)くらいだといいます。

まあそういうこでこの写真のダットサイトは1クリックで100m先で
約14mmダットが動くということを表記されています。


ウィンデージ(左右)調整クリック

左右も同様です。

他にも表記は1クリック、1/2Mil(ミル)とか
1クリック1/4インチ(at 100Yard)とかあります。
(1クリックで100ヤード先で約6.5mm動く)

調整方法も狙った場所より左に当った場合は撃った弾を右に調整したいのでR(Rifgt右)→方向へ回します。
100m先で14mm動くといいましたが、10m先では1.4mmしか動かないので10m先で3cmくらい調整するのに20クリックくらい動かします。

上下も同様で例えば10m先で狙った場所より弾が3cmくらい下に当ったとしたら、UPの→方向へ20クリックくらい回します。
逆の場合も同様です。
その後、微調整をして納得いくまでおこないます。

きっちりとダットで狙ったところへ行くようになったら、マウント部やリングに弛みがないか確認します。
そしてウィンデージとエレベーションの蓋をきっちりと締めます。
マウントやリングがきっちりと止まってないとせっかく規正ができているのずれたりしますし、W/E(ウィンデージ/エレベーション)のキャップをしないとうっかり触ったり、ぶつけて動いたりしないようにします。

言葉で書くと面倒くさそうですが、やってみるとそんなに大変ではないです。


100m先でサイトイン後、下に10クリック下げて3発、上に20クリックで3発、上下を元に戻し左に10クリックで3発、右に20クリックで3発、その後元に戻して3発の結果です。
6mmPPC弾、距離100m


ライフルスコープの場合はウィンデージとエレベーションの調整は見ている像全体が動きます。
それに対してダットサイトはダット(赤い点)のみが動きます。
そのためライフルスコープとダットサイトの調整の方向は逆になります。
メーカーとしては矢印の方向を逆にしたり、逆ネジにして対応します。

たまに中国製のメーカー不明のダットサイトは安く作るため、ライフルスコープと同じパーツを使ったりして、表示とは逆に動いたりします。
注意しましょう。

ダットサイトの点は良くレーザーサイトと間違われて、ダットサイトの前に手を出してレーザーを当ててみようと試みる人がいます。(笑)
レーザーサイトとは違いますが、ダットサイトのダットは前方10mくらいのところに赤い発光点が浮いて見えるように作られています。ですから、ダットサイトを机の上に置いて、遠く10~50mくらい離れたものに照準して、そのままで覗いた目を左右・上下に動かしてみます。ダットはその照準点から動かないはずです。
目を左右に動かしてみて、ダットが動くものはパララクス(視差)が合っていないということになります。
実はこれがすごく大事です。



いつもいつも真後ろから正確に照準できる人はいないので、目が左右・上下にずれて照準してもダットは正確に照準点から動かないのが本当にいいダットサイトです。
それと実銃の場合は1発1発に大きな衝撃がきます。
その衝撃を受けてもダットがずれないこと。これも重要です。



ビアンキ3回優勝しているミッキー・ファーラー
ミッキークラスのシューターでもダットサイトを換えただけでいきなりスコアーがアップします。


ゲームでダットサイトを使用する場合は、ダットのレンズにBB弾が当る場合があるので注意しましょう。
良いレンズでも所詮ガラスなので直撃されると割れます。



ブリザードキャップ(透明のポリカーボネイトの入ったキャップ)を使うか、ポリカの板をダットの前に立てる等の予防をしましょう。

後は慣れるための練習をきっちりとすれば、本当に早く正確な射撃ができるようになります。




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2013年07月25日

スーツが仕舞えるスナイパーマット兼ダッフル・バッグです。


5.11のダッフルバッグが入荷しました。



ダットサイトの話は次回持ち越しです。少しばかりお待ちくださいませ。
今回は新しく入荷しました5.11のダッフルバッグ「オーバーウォッチ・キャリーオン」です。



サイズは縦横高さがだいたい25cm 70cm 25cmぐらいですのでスポーツバッグとだいたい同じくらいです。500〜820のデニールナイロンを使ってますので登山バッグに近い強度ももちろんありまし、さらにこのバッグには異なる3つの特徴があるんです。

まず1つめがダッフルバッグ。スポーツからレジャーまで使えますし、更に5.11は小分けにされたポケットがいくつもついてきます。
山からレジャー、訓練にはもってこいです。





2番目がガーメントバッグ。スーツなどをしまうバッグです。こちらただのダッフルですがジッパーを開けて行くとここまで、開きます。



さらにまたこの裏面をあけていくとスーツが収納出来る様になっています。スーツを持ち運びできればフォーマル、オフィシャルな用事でもこちらのバッグで対応出来る様になります。出張やお仕事で遠方に行かれる方にはお薦めです。





3つめにくるのがスナイパーマットです。大きく広げた状態では狙撃をするのに十分なスペースを確保しています。ダッフルの裏側にはモール対応のアタッチメントがあるので拡張することもできます。



以上が5.11が新しく生み出したスリーインワンのバッグ「オーバーウォッチ・キャリーオン」です。

こちらは店頭にて販売、展示してありますのでよかったら見に来て下さい。


  

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2013年07月23日

ダットサイトの話④


ダットサイトの話の前にエアガンの話をします。
なぜならダットサイトの練習にはエアガンが非常に有効です。

ダットサイトの練習以外にもエアガンは対戦形式の訓練にも最適です。


アメリカの警察の話ですが、練習に実弾をたくさん撃ちます。
普通は紙標的を撃ちます。
紙標的もいろいろあって警察官は人質救出を考え、人質に当てないようにして犯人を狙います。

こんな人質の紙標的

警察官の中には標的の犯人の頭のど真ん中に当てる人が結構います。

つまり射撃のうまい警官はたくさんいます。

そういう警察官でも実際の場面でかなりの人が犯人との撃合いで被弾をするようです。
理由は簡単、標的は打ち返してこないし動かない。
それにエアガンのようなもので対戦式の訓練をあまりしていないからです。
(シムニッション、ペントボールなどもあるらしいですが、ご存知の通りエアガンのように簡単にはできない)

真剣にエアガンで対戦式の訓練をすれば、かなり本番に近い訓練が可能です。

本番では身体をさらせば撃たれるし、隠れたり・あせってしまうと今度は当らない。
本当の緊張感のある訓練をしてないと実戦では役にたたないということで、それにはかなりエアガンは有効です。
犯人役の警察官もそれなりにうまい人だと、ボーと突っ立ているとすぐに痛い思いをすることになるので、やはり戦術的な射撃をして応戦することになります。
さらに、このような緊張感のある訓練を繰り返すことが大事です。

だからアメリカの警察、軍も積極的にエアガン訓練を取り入れ、結果として被弾率がだいぶ下がったということです。

そういう緊迫した状況でも早く・正確に照準できるダットサイト付きの銃は非常に有利です。


ダットサイトの練習にもエアガンは一番いいです。完璧にサイトインしたダットサイトで練習することが大事です。

ではどうゆうダットサイトがいいか?
勝手にランキング
(あくまで僕の個人的な意見ですのでご了承下さい)
◎良い点 ▼良くない点

EO-TECH(イオテック)ホロサイト

◎視界が広く、見やすい(照準しやすい)
▼重い、照準位置が高い、エレベーションの調整範囲が狭い、好みの問題ですがジワジワと滲んだように見えるダット(輝く円?)、レーザー発光という点(長く見ているとなんか目に良くないみたい、注意書きも貼ってある)、価格が高い

エイムポイントM4

◎単三電池1本で使え、省エネ。それなりに見やすい
▼重い、マウントする銃を選ぶ、価格が高い

エイムポイントM3

◎30mmリングでどの銃にもマウント可能、オプションパーツが豊富、かなり見やすい、ボディの割りに軽い
▼電池がCR1/Nだと入手しにくい(LR44x2という方法もあるけど)、価格が高い

エイムポイントT-1

◎小さい、軽い、マウント等オプションも豊富、
▼視界が狭く、思ったより早い照準は苦手、バックアップサイトとして◎
(僕はNVモードなんて使わないのでH-1の方でいい)、価格が高い、

C-more

◎シューティング用と割り切れば◎軽くて明るい(スチールチャレンジ等にはいい)
▼タクティカルとしては雨や埃の多い日は×

PDX-11

◎レンズのクリアーさ、ダット明るさ、0規正の保持、耐久性、生産がライト光機で品質や保証がさらに◎
▼高さが89式小銃に合わせてあるため、M4とかだと低い、今のところ1番暗いモードでも明るすぎる


BED-4-30-2MOA(フロンティア)
◎ダットが小さくクリアー、値段が安い、精密射撃にいい


どれを選ぶかならやはり今のところ価格と品質でPDX-11かな。
(価格が外国製の1/3くらい、10年間保証だし)
試しに一度お店で見てください。

2番はエイムポイントM3
3番はエイムポイントT-1(H-1)

でも自分で見やすいと思い、ちゃんと当るものならOKです。

またまた余談ですが、
今年の春にスイスのB&T(ブルッガー&トーメイー)という銃器の会社に行きました。

B&T(ブルッガー&トーメイー)本社ビル

本社ビルから見たB&Tの全景とスイスの山並み


B&Tの地下にある25m射場

B&Tで、MP-9のタクティカル射撃講習をまる1日受講しました。


MP-9という銃は弾をバラ撒く、ウージーのような機関拳銃と思っていましたが、そうではなく拳銃とSMGの両方の良さを併せ持つ画期的な拳銃でした。


ダットサイト(マイクロT-1)も付いており、命中精度が普通の拳銃と比べて格段に良く、すばらしく当ります。

通常の拳銃のようにホルスターに入れ、抜いてすぐ撃つ時は拳銃のように撃てます。
余裕があれば折りたたみのストックを出して、SMGのように撃てますのでさらに命中精度が高くなります。

こんな感じで服の下に隠せます。

ただし、ホルスターから抜いて初弾を撃つときマイクロポイントT-1の中のダット(赤い点)を探すのに時間が掛かりました。
(慣れてないからか、単に僕がヘタクソだからか)

でもPDX-11に付け替えたら、格段に初弾の対応が早くなりました。
他の人も小さくて軽くてT-1はいいと言ってましたが、覗いてみるとPDX-11の方が視界が広く、ダットがクリアーに見えるので狙いやすいと言ってました。

ダットの使い方や照準規制については次回に。

つづく


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2013年07月19日

ダットサイトのお話③



トリジコンRMR
(実際にTrijiconのブースで見るとアイアンサイトとダットの点が同じ位置に見え、狙いやすくてかなりいいなと思いました。
今はダットの前に照門が付いていてさらに狙いやすくなっています)


動きながらもの照準もしやすい(イチローさん)

ダットサイトがいい点は両目照準であれば、視界がすごく広く見え、敵を発見しやすく、目の前の赤い点で正確に当てることが可能です。これはいろいろな競技でも実証されています。
遠距離になれば違ってきまが、近距離では非常に優秀な照準器です。

でも自分でダットサイトを買う場合、どれがいいか選ぶのは結構たいへんです。
光学照準器はライフルスコープもダットサイトもあまり見慣れてない人ではどれがいいのか良く判らないです。

エアガンの場合はまだしも、実銃の場合は反動があるので衝撃で狙点が狂うものもあります。

シンプルで構造も簡単、しかも今は中国製が氾濫しているので価格も安いと思われがちですが、実は良いダットサイトを作るのは意外と大変です。

88年くらいのダットサイトは撃っている最中に消えなければ、良いサイトと言われるくらいプロポイントもエイムポイントも衝撃でダット(赤い点)が消えました。
昔は衝撃でスイッチや電池の接点が外れたり、ダット照射部が動いたりいろいろありました。

余談ですがダットサイトには外側のアウターチュ-ブ(ボディ)と中にある筒(インナーチューブ)があります。
中のインナーチューブに反射レンズが付いており、それを動かしてダットの調整をします。



上下調整ネジをエレベーション、左右調整ネジをウィンデージといいます。
そのネジの丁度反対側の135°のところにバネがあり、その2つのネジとバネの3点でインナーチューブを固定してあります。



当時は撃った衝撃で狙点がずれることが多々ありました。そのため、バネを強力なものを入れたり、2枚入れたりしました。
そうしたら、エレベーション、ウィンデージのネジが重くなって動かなくなったり、ネジ山をなめたりしました。

それならとバネは通常の弱いバネにして、規正ができたときにバネを下からネジで固定するという案を考え出しました。
それなら3箇所でぎっちり固定するから、ダットの狙点が狂うことは無いと思いました。



結果はダイレクトに衝撃がインナーチューブに伝わり、レンズにクラックが入りました。

レンズにしてもダットが遠くの方に浮いているように見せなくてはならないので、レンズ面にはアールがついています。
このアールをきっちりと出すようにしないと像が歪んで見えたり、ダットが楕円形見えたりします。

今でも小さいダットサイトはほとんどのものが歪んで見えますね。最初に言ったようにダットサイトは両目で見ます。
だから、レンズが歪んで見えると左右で視差が出て、すごく気持ち悪く見えます。

さらにコーティングです。
ダットサイトは前から見るとレンズが赤いのがわかります。
これはレンズに赤いLED光を当てて、効率よく反射させるためのレンズコーティングです。



でも、コートが綺麗に一定になされていないと逆から見ると青く見えます。



きっちりとLED光を反射させ、逆から見ても青く見えないコーティングが良いコーティングです。
レンズが歪んで見えたり、青くに見えるものは避けましょう。


2013ビアンキカップ、26位だった長谷川朋之氏、PDX-11


じゃ、世の中に出回っているたくさんのダットサイトの話をしましょう。

つづく


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2013年07月18日

ダットサイトの話②


ダットサイトのしくみが最初に考え出されたのはジェット戦闘機のコックピットの前方のスクリーンに映し出される照準システムだと言われています。



僕が初めてダットサイトらしきものを見たのは88年当時勤めていた(株)タスコ・ジャパンという会社でTASCO RAMAというタスコのプロポイントというダットサイトの原型みたいなものでした。


それを見たときはほとんどレンズは真っ暗でダットの点も暗く、何の感動も無かったです。

その後にエイムポイント2000というのを見ましたが、これもそれほどワクワクしなかったです。

そしてプロポイントの1が出たときにこれは将来性があると思いました。
当時からシューティングで有名なイチローさんもそう思ったらしく、TASCOまで僕を訪ねて来てくれました。

プロポイント1

そしてイチローさんとビアンキカップで勝てるダットサイトを作ろうとガンバッてプロポイント2を作り、スーパータイジャーを作りました。これはムービングヤーゲットのリードする距離をダットの点を移動させ補う革新的なアイディアでした。

プロポイント2

ちなみにタイジャーとはビアンキカップのムーバーを退治するもの退治屋(タイジャー)と名付けたそうです。

それから7年連続でビアンキカップの優勝者はタスコのプロポイントを使い続け、世界中でプロポイントが売れました。

イチローさんもその時アメリカで自らに開発したダットサイトを売る会社を作るんだと言って、新しいダットサイトのブランドを僕に教えてくれました。その時、当時のタスコ・ジャパンの社長がそのブランドをパックってしまい、社長の友人が勝手にアメリカで会社を作ってしまいました。僕はイチローさんの信用を失い、その話はたち切れになりました。
ちなみにそのイチローさんが考えた新しいダットサイトのブランドは『*****』といいます。

話はそれてしいましたが、ビアンキで優勝する前にジェリーバーンハートというシューターがIPSCやスチールチャレンジで好成績を挙げ、それまでスピードシューティングでは上に重たいサイトを乗せるのは不利だという定説を覆しました。

ダットサイトは早く・正確に照準でき、多少重くなってもトータルでは優秀であることを証明しました。
しかも暗いところでも照準点が光って見えるので狙いやすい画期的なサイトです。



ただし、問題がありました。
ダットサイト自体は素通しの筒みたいなもので、ライフルスコープみたいに倍率は無く、ナイトビジョンみたいに暗い場所が見える訳ではありません。
しかも、戦闘というのは暗い場所でおこなわれることが多く、市街戦になればあっちこっちで戦闘が始まります。
市街戦では必ず4種類の人間が出てきます。敵、見方、民間人、アンノンウン(わからない人)です。

正規の軍人は敵(戦闘の意思のある)意外は撃ってはいけないのですが、戦闘中に見かける人のほとんどを敵かアンノンウンに見えるらしいです。

早く正確に当てられる素通しの筒ですから、当然誤射も多くなり、友軍を撃ってしまったり、民間人を撃ってしまった事件が多く発生しました。

皮肉なことに早く・正確に狙った場所に当てられるサイトのため、早く・正確に誤射してしまうことになってしまいました。


こんな感じです。戦闘中なら撃ってしまうかも。

しかも、近い距離ならまだしも、遠距離の戦いになったら誤射ももっと多くなります。
(もちろんサイトのせいばかりではありません)


人間の目にすごく近く、視界も広い、素早く正確に撃てるためのダットサイトはその後、A.C.O.G.に変わっていきます。


4倍のトリジコンA.C.O.G
(ちなみにA.C.O.Gはアドバンスド・コンバット・オプチカル・ガンサイトの略)


ダットサイトの利点も残しておきたい人はダットサイトに3倍くらいのモノスコープを付けたりしました。


3倍モノスコープを付けたイオテック・ホロサイト


それでもダットサイトはすごく優れたサイトなのです。

つづく

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2013年07月17日

訓練用カスタム9mm拳銃



訓練用カスタム9mm拳銃ガス・ハンドガン再入荷です。

好評に付き売り切れ中でしたが、第2次ロットが入荷してきました。
ある自衛隊ではすでに射撃訓練用に使用されています。



今は夏ということもあり、なかなか快調に作動し、好評を得ています。

昔、自衛隊9mm拳銃ファンでガスガンを買ってガッカリしたという人は是非、一度当店のオリジナル訓練用カスタム9mm拳銃ガスガンを試射してみて下さい。作動も良く、命中精度も高いので気に入ると思います。



訓練用カスタム9mm拳銃は通常スライド部に刻印はありませんが、今回はある事情により「陸上自衛隊」の刻印入りが若干数入荷しましたのでご希望の方は申し出てください。


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2013年07月17日

ダットサイトの話①


だいぶ以前に『ライフルスコープに話』というライフルスコープの使い方や選び方についてご説明しましたが、今度はダットサイトについての話をしたいと思います。


ジョン・プライド(アメリカ・ビアンキカップ3回優勝)

それはダットサイトについて良く知らないで使っている人が意外と多いなと思ったからです。
特に当社では自衛隊や警察のエアガンを使用した特殊訓練をおこなうことがありますが、プロの人たちでもダットサイトの使用方法を知らない人が多く見受けられました。

本当の使い方や欠点・利点を知らなければ、それらの本当の実力は測れません。
ダットサイトと一口に言ってもダット(点)が大きいものや小さいもの、レンズの大きいものや小さいものがあります。
どうしてでしょう?

僕はダットサイトやライフルスコープの開発に20年以上携わってきましたので、ダットサイトの利点や欠点を良く知っています。その辺の説明をしたいと思います。



エイムポイントやイオテックなどのサイトは目の玉飛び出すほど高価ですが、米軍やSWATの隊員はなぜ使用するのか?
それは信頼できるからです。
命の掛かっている時には信頼性の無いものは使えないからです。
でも、いくら高価でも使い方が悪ければその高い性能は出せません。

下の写真はある自衛隊部隊のダットサイトを使用した訓練の写真です。


フロント部のキャップが閉じてますね。
そのため、ダットサイトの対物レンズの先は真っ暗で見えないようになってます。
これはダットサイトの見出しに慣れさせるためにおこなう訓練です。

人間には利き目というのがありますが、ダットサイトで照準する場合は利き目に関係なく、右構えの場合は右目でダットサイトの点、左目で狙っている目標物を見ます。
逆に左構えの場合は左目でダットサイトの点、右目で狙っている目標物を見ます。



ダットの点を右目で見て、左目で狙う目標物を見て、頭の中で合成するとフロントのレンズを閉じていても照準が可能です。
試しにやって見て下さい。

このように右構えでも左構えでも簡単に照準ができるのが利点の一つです。
市街地のような隠れる場所が多いところでの戦闘は右左どちらの構えも出来ないと非常に不利ですので。
また、両目で照準することで目の前の視界がすごく広く見え、敵の発見も早くできます。


①片方の目でダットサイトを覗いて、もう片方の目は閉じて照準している状態(イメージ)

②両目を開けて、ダットサイトで照準している状態(イメージ)


また、ダットサイトの射撃の利点は暗い場所でも照準ができるというのもあります。
(暗ければ照星・照門が見えない)

でも最大の利点は『早く・正確に』に当てられることです。
②の両目を開けて、ダットサイトで照準ができるようになると格段に『早く、正確な照準』ができるようになります。
命のかかった戦場ではこれは非常に大事なことで、米軍の兵士などは一生懸命練習したようです。

でもこの『早く、正確な照準ができる』ことが問題にもなりました。

つづく



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2013年07月15日

熊本城へ行って来ました。



熊本と鹿児島に行って来ました。
熊本はどこに行ってもクマモンがいっぱいです。



昔、熊本城の馬場だった場所に『桜の小路』という昔の街並みを再現した土産物屋さんや料理処がたくさん出来ていました。

ここは楽しいので是非立ち寄って下さい。


クマモンと記念写真も撮れます。


熊本城です。





天守からの眺めです。


ここからもでっかいクマモンが見えます。





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2013年07月12日

ソースのハイドレーション


ソースのハイドレーションのご紹介です。



最近、急に暑くなってきました…。熱中症で運ばれる方も多いそうなのでお客様の方々もお体をご自愛ください。
真夏の水分補給と言えば、ハイドレーション・システムに頼る所が多いと思います。ハイドレーション・システムとは背負える水筒のようなものです。バックパック内に装着された補水袋に水分を貯め、肩口からのチューブより給水します。これにより両の手が塞がらないことと、清潔な水分を摂取することができます。



今回、ご紹介するソース社のハイドレーションは最近になってから注目され始めた新進のブランドです。
こちらのメーカーの一番の点はなにより「水の味が変わらない」ことにあります。水分の中に含まれるバクテリアの繁殖を防ぐので、特有の濁った味がせず変わらない水分の味を楽しめます。
この特性は広く伝わり革命的な製品を作り続けるアークテリクスの新作のバックにもソース社のハイドレーションが提供されています。軍や一流のアウトドアメーカーから認められたハイドレーションです。

また、こちらのバックにはODのパックがラインナップされています。お仕事でも使えます。




こちらはエリートにて展示しておりますので、お近くにお越しの際は是非、お立ち寄りください。
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2013年07月11日

M-TAC Pack

最近、iPad のユーザーが多くなってきました。私もiPadのサムソンバージョンであるTabを購入して使用しております。



IPadもしくは同機種はタッチスクリーンで軽量ですので、非常に使い安く便利なのは皆さんもご存知の通りです。
さて、Tabが便利なのはいいのですが、やはりハイテク機器ですから衝撃にもろいという欠点があります。
ですからしっかりと防御しなければなりません。



またTabそのものだけでなく、システムとして持ち歩けるケースを探していましたが、なかなか見つかりませんでした。
今回は非常にいい物を見つけましたので皆さんにご紹介したいと思います。




主にスナイパー用に優れたタクティカル・ギアを生産しているTactical Concealment(以下TC)というブランドがあります。
TCの製品を一言で表せと言われたら、“Attention to details”に尽きるでしょう。
日本語で表すと、細かい箇所まで配慮が行き届いている、とか、隅々まで気が配られている、とかいう意味になります。
このAttention to detailsがちゃんとできているブランドはそうざらにありません。
スナイパー用品のブランドとなるとさらにありません、というかTC一社のみではないでしょうか。
そのくらい優れたブランドで、TCの製品をまったく使用していない狙撃手は全くいないと言ってもいいでしょう。



そんなTC社が、Attention to detailsを駆使して完成させたのがこのM-TAC Packです。
IPadのみ、もしくは必要な付属品と一緒に、と数種類の運び方が可能となっていて、オフィス、フィールド、ギャリソン、のあらゆる環境において個人の目的に応じた携行方法を可能としています。
詳しくはTC社のウエブサイトに使用方法を解説したビデオがありますので、そちらをご覧ください。



この製品に関しては、直接戦闘に使用する装備品ではありませんが、写真を見てもわかるように、非常に優れたエンジニアリングが施されています。
こういった製品を開発することによって、会社自身の総合力を高められると自分は判断しています。今回もその一端が出ました。それを簡単に説明してみます。
ウエブサイトにもあるように、M-TAC PackはiPadの1、2、3、の各種にしか対応していません。
サムスンのTabでも使用できますが、カメラホールの位置が合わないので、逐一Tab本体を出してから撮影する、という非常に面倒な作業になります。
それを自分の友人であるTC社のクリスに伝えました。

飯柴『クリス、俺のはiPadじゃなくてサムスンのTabなんだけど、それ用のカバーってある?』
クリス『無いよ。だけど1日待ってくれたら作れるよ。穴の位置は確か真ん中だったよね?ウチの会社にも使用者がいるからすぐにわかるよ』
飯柴『おお、ありがとう。じゃあそれでフルオプションのマルチカムで、サドルは1と2でお願いできるかな?』
クリス『もちろん。こちらこそ機会を作ってくれたお礼をしなきゃね。今後、サムスンのTabを使っている顧客にも対応できるようになったから』



という会話があり、本当に1日で製作してその週のうちに送られてきました。こういう物作りの姿勢は非常に重要です。
というか、このように顧客の細かい要望に応えられなければ、スナイパー相手に商売はできないのでしょう。
結果的にTC社はユーザーから絶大な信頼を得ています。今後もTC社から目が離せなくなってきました。




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2013年07月10日

山へ向かう前にこのランタン!


ストリームライトさんからランタンが発売されました。



ストリームライトさんはミリタリーの世界では中堅どころですが、レスキューの世界では高い人気を誇っているライトメーカーです。
今回はこちらが新しく発売致しましたランタン「the Siege(シージ)」のご紹介です。



こちらのランタンは最大340ルーメンの明るさを起こし、さらに最大295時間を点灯し続けます。防災用のライトメーカーだけにハイパフォーマンスです。
さらに普通のランタンと違うのはこちらのライト、



赤くなります。
連続点灯とSOSシグナルモードの2種類があり、どちらも175時間以上の光り続けます。ホワイトと赤のLEDはスイッチを長押しで切り替えられますので簡単です。

さらに今では一般的となりましたが、ライトケースがはずれ、このように



電灯のように取り扱う事も出来ます。

細かいシージの仕様は以下です。
・単1電池×3本
・深さ1mまでの防水仕様
・2m落下でも無事な耐衝撃性
・水に浮きます
・上下にカラビナがありますので、ロープや
ワイヤー、パイプ、枝など使うところを選びません。

山へ入山する時の必須アイテムの1つですが、防災用や訓練時にも役立ちそうです。こちらは店頭に展示、販売しておりますので、お近くに起こしの際はお気軽にご来店ください。

  

Posted by ELITEMASTER  at 18:28Comments(0)

2013年07月07日

アンチスリップマット


5.11(ファイブイレブン)のアンチスリップ・マットをプレゼント致します。



車のダッシュボードの上に置けば、その上に携帯など小物を置いても滑りにくくなります。



5.11(ファイブイレブン)のロゴもカッコよく、ダッシュボードに置くとはえます。



プロショップ・エリートでは7月~8月に511(ファイブイレブン)のウエアを購入して、頂いた方にプレゼント致します。




この機会にぜひご来店ください。



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2013年07月04日

5.11のスマートなパンツ。


プロショップ・エリートです。
先日はセールにお越し頂きありがとうございました。予想以上のお客様にご来店いただき、今後も頑張って営業させて頂きます。

ところで、エリートでは少しずつですが商品の入れ替えを行っております。従来の製品が新しくなり、より機能的になったモデルが登場する関係で型落ちしたモデルをお求めやすい価格で展示しています。

という訳でした5.11タクティカルが発売しました『コバート・カーキ2.0』というパンツがございます。
これです。



従来のタクティカル・パンツとは一線を画したスマートなシルエットになっています。もちろん従来からある隠しポケットも両の太ももにあります。
こちらの新型タクティカル・パンツ『コバート・カーキ2.0』はエリートに展示、販売してますのでよろしければご来店ください。

でして、こちらの旧型『コバート・カーキ1.0』も同様に販売しておりますが、こちらをただいま限定でお値引きしております。こちらのモデルもまだ在庫がございますので、この機会に是非ともご利用ください。



それでは下半期になりましたが、今後ともよろしくお願い致します。

  

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