2016年04月23日
Aimpoint マイクロT-1ダットサイト用スローレバーマウント
各種銃器の照準用に、光学機器を搭載するのは、今日ではもはや常識となりつつあります。ただ友好的に活用するには、目的にもっとも適した光学機器を選択するのと、効果的に搭載しなければなりません。今回紹介するのは、エイムポイント純正アクセサリー（B&T社がOEM生産し、エイムポイント社に供給）であるT-1マイクロダットサイト用のスローレバーマウントです。
T-1マイクロダットサイト用のスローレバーマウントを取付けたもの
T-1は数年前に登場して以来、小型ダットサイトとして最高の信頼性を誇り、各国の精鋭部隊に使用されています。T-1はそのサイズから、SMG等の比較的小型の銃器に搭載して使用するのがもっとも効果的です。では、このスローレバーマウントはどのような利点があるのでしょうか。まず、サイト本体の故障もしくは暴動時の投石、ドアの角等にぶつける事による破損、などによるダメージを受けた時です。（ただしエイムポイント社製の光学機器は非常に頑丈で、めったに故障しません）レンズにヒビが入り、視界が確保できなくなると照準が付けにくくなるという状況です。この場合、すぐに光学サイトを取り外し、BUISに切り替える必要性があります。その際に従来のネジで締める方式のマウントだと、即座に取り外しができず、照準がつけられないという事態に陥ってしまいます。SMGが必要とされるのは近接戦闘なので、この状態は非常に不利となってしまいます。
ただし、スローレバーマウントは万能ではありません。狙撃銃など、精密製が要求される銃器には、専用のトルクレンチで締め付ける狙撃銃用の専用マウントが必要となってきます。その銃器に合った搭載方法が必要と言ったのはこういった理由です。余談になりますが、メンテナンス、搭載方法、使用方法、などを含めて、光学機器を正確に使用している部隊は米軍も含めて本当に稀です。これは正しい知識・教育が浸透していないのが理由と考えられます。
次に挙げられるのが経済的な理由です。予算が無く、全てのSMGにT-1を搭載できない場合、T-1を使いまわす事となります。この際にスローレバーマウントを搭載していれば、脱着が非常に楽になりますが、紛失しやすくなったりするのでこの使用方法は推奨できません。
いずれにしても、T-1に限らず光学サイトを使用する場合は、何らかの理由で光学サイトが使用不能になった場合のドリルを日頃から訓練する必要があります。参考までに申し上げますと、自分の経験では光学機器が使用不能になる最大の理由は故障ではなく、付けっ放しが原因の電池切れでした。光学サイトのスイッチは故意のみならず、装備に接触したりして点灯する事がよくあったのを記憶しています。特に使用頻度と年数が高い物はスイッチが緩くなっていますので、特に注意が必要です。
今回紹介したT-1用のスローレバーマウントですが、値段もそれほど高くなく、全てのT-1ユーザーに推奨したい製品です。何よりもAimpoint社純正のアクセサリーという点に安心感が持てます。購入して試してみる事をお奨めします。
飯柴
エリートホームページ
エリートオンラインショップ
エリートツイッター
自衛隊・警察向けサファリランドのホルスター取扱中
ワイリーX 米軍御用達のアイウエア！
OTSオリジナルの８倍率コンパクト双眼鏡
OTSオリジナル 陸自メッシュブーニーハット
イタリアの老舗ブーツ「AKU」
訓練に最適！ APS REDGUN
ワイリーX 米軍御用達のアイウエア！
OTSオリジナルの８倍率コンパクト双眼鏡
OTSオリジナル 陸自メッシュブーニーハット
イタリアの老舗ブーツ「AKU」
訓練に最適！ APS REDGUN
※このブログではブログの持ち主が承認した後、コメントが反映される設定です。
