2019年03月21日
TACTICAL MESH
今でこそ、ギリースーツなどスナイパー用の立派な装備品は多数ありますが、ふた昔くらい前では、ギリースーツなど個人装備品の多くはスナイパー自身が製作するのがほとんどでした。
では、スナイパーはどういうウェアを作っているかというと……BDUベースにして作っています。
長時間這い回り、2、3日監視で動かないこともザラにあります。
そのため、地面からの湿気や濡れた地面でも大丈夫なようにBDUの正面は防水布などで補強します。
またゴツゴツした地面でも伏せれる様、その防水布にパッドを入れたりもします。
逆に背中は偽装すると熱が篭り、非常に暑いため、背中を約30センチ角に切り抜き、その部分にメッシュ生地を貼り、通気性をよくします。
さらに肩から背中にかけて、偽装をつけるための網みを縫い込みます。
このようにスナイパーは自分でギリースーツを作っているのです。
そして仕上げの偽装は現場の環境を見てその場のものを使うのが最も有効とのことです。
今回は自作ギリースーツの素材となるものをご紹介しよう。
TACTICAL CONCEALMENT
TACTICAL MESH
スナイパー装備御用達のTACTICAL CONCEALMENTから自作用ギリースーツの背中用に最適なTACTICAL MESHです。
もちろんこのまま適度サイズに切って、ベールにして銃のカモフラージュに使ってもよい。使い方は自由です。
左がTACTICAL MESH HDで、右がLDです。
LDよりHDがより細かいメッシュになっています。
サイズは5フィート x 3フィートになります。
Tactical Concealmentはアメリカ軍や法執行機関にスナイパー装備を納入しているブランドです。
TACTICAL MESH HD
メッシュは非常に細かく、生地も硬めで感じとしては窓にある網戸くらいだ。
もちろん網戸よりメッシュは粗いです。
TACTICAL MESH LD
HDよりメッシュ地は約5mm間隔で粗めで、柔らかめです。
グロック19で比較すれば、メッシュの違いがよくわかるでしょう。
任務の環境によっては市販品では対応できない場合もあるし、長時間ストレスなく止まれるように自分好みに作ることも可能なので、現在でもギリースーツを自作するスナイパーも多いそうです。
エリートでは、こういう自作ギリースーツの素材となるものを扱っていますので、気軽に声をかけてください。
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