2016年02月24日

salomon forces の「JUNGLE ULTRA」ジャングルブーツ入荷!!

2016年のアメリカ・ラスベガスのSHOT SHOWにて発表されたSALOMON FORCESのJUNGLE ULTRA(ジャングルブーツ)が入荷しました!!
salomon forces の「JUNGLE ULTRA」ジャングルブーツ入荷!!


USジャングルブーツの良いところを受け継いでいつつも、『JUNGLE ULTRA』はより進化しています!!

視認性の高い素材の使用を避けたステルス性の高いデザインです。全体的に色が落ち着いておりシャープな印象です。
指から根本の厚みのある部分の平側は、狭めずにゆったりと包んでくれて、土踏まずはしっかりとアーチ型になっております。立体的に足を包み込みます。
空挺降下の際に、スタティックラインに引っ掛かり、降下事故が起きないようにする為に、靴ひものフック部分がフラットなループ式になっています。

salomon forces の「JUNGLE ULTRA」ジャングルブーツ入荷!!


salomon forces の「JUNGLE ULTRA」ジャングルブーツ入荷!!


salomon forces の「JUNGLE ULTRA」ジャングルブーツ入荷!!


飯柴さんのSalomon Forces Jungle Ultraの レビューです!
私とジャングルブーツの付き合いは、かれこれもう23年にもなります。士官候補生1年生の時に購入したのが最初でした。19歳の時です。士官候補生の先輩から、『いいか、可能な限り装備は軽くしろ。特にブーツはそうだ。よほどの寒冷地に行かない限り、ブーツは軽量なジャングルブーツの方がいい。疲労度が全然違うぞ』と教えられました。当時支給されたのは、全皮製のスピードレース・ブーツで、重くて靴底も硬くて滑りやすく、決して満足のいくものではありませんでした。軽量のジャングルブーツですら、履き慣れるまでは靴擦れがおき、『もうちょっと物作りをちゃんとやってくれればいいのに』と常に感じていました。
私が最初に配属になったのは、ノースカロライナ州フォートブラッグ基地です。この基地ではSFAS(特殊部隊選抜訓練)が行われます。SFASでは、毎日最低でも10km以上の重装備行軍があるため、参加する兵士たちは色々と工夫をしていました。メインゲートのすぐ外にBoots Masterという店があり、ここにジャングルブーツを持ち込むと、各自の好み通りにカスタムしてくれます。第三特殊部隊の先輩にSFASにベストなカスタム方法を伝授してもらい、何足も持ち込んでカスタムしてもらいました。例えばつま先と踵のカップを柔らかい物と交換し、パッドも入れます。靴底も金属板を抜いて運動靴のようなクッション性のある物と交換し、中敷を特殊衝撃吸収剤でできた物を入れます。すると履き難かったジャングルブーツが、まるで自分の足の一部のようになったのを、今でもよく覚えています。このカスタムは決して安くは無く、ジャングルブーツがさらにもう2足ほど買えるほどの費用がかかりました。安月給だった私は『チクショー、何で最初からこういうジャングルブーツが無いんだ』と思っていました。
とにかくジャングルブーツ自体のデザインが1960年代であり、完全に時代遅れです。私は常に『登山靴やトレッキングシューズの技術・利点を組み込めば、現代に合った最高のジャングルブーツができるのに…』と頭の中で構想を練っていました。
SalomonはForcesブランドを立ち上げた当初は既存のトレッキングシューズ等を改良した製品ラインアップのみでしたが、世界最強の歩兵連隊である第75歩兵連隊・通称レンジャー連隊の第二大隊のモニタリングを通じて、全く新しいジャングルブーツの開発に取り掛かっていました。そして完成したのがこのJungle Ultraです。同じ空挺歩兵でも私よりはるかに格上のレンジャー達が助言しただけあって完成度は高く、新型のシャーシを採用、剛性を保ちながらも抜群の履き心地を有しています。そして何より軽量と言う点が特徴です。私が2015年春、最初に試作品を手にした時、私の構想そのままの出来栄えに驚かざるを得ませんでした。やはり同じ空挺歩兵ですから、考える事は同じなのでしょう。
歩兵とは文字通り歩く兵士であり、足元を固めるのは最重要課題です(特殊部隊もレンジャー連隊もスナイパーも全員が歩兵です)。皆さんも自身の足と目的に合った靴を選び、自身の機動力を常に110%発揮してください。また忘れがちになるのが靴下です。気候・目的・自身の体質などをよく考慮して、良質な靴下を選択してください。
飯柴

◆ブーツの機能の詳細に関しまして◆
「ソール、履き心地」
◎滑りにくい「コンタグリップ」を使用。
◎安定する「アドバンスドシャーシス」を使用。
◎今までのジャングルブーツに比べ、高いクッション性を確保。
◎つま先にラバーの補強。
◎ビブラムソールやパナマソールは固くて岩やタイルの上は滑りやすかったが、泥がセルフクリーニングするパナマソールのデザインを受け継いでいつつも、コンタグリップで滑りにくくなっています。

「フィーリング、マメ、重さ」
◎前面内側のタンの部分の重なってしまう両側は、薄くなるようにと伸縮できるように薄い伸縮素材になっています。
◎長距離行軍の際など、靴ひもの結び目の玉部分が脛部分に食い込んで痛かったが、こちらにはパッドが入り、それが解消されました。
◎通気口が足の両サイドにあり、今までに比べてよりいっそう空気の交換が良くなり、乾燥しやすくなりました。
◎今までのジャングルブーに比べ、革がある程度柔らかく、ブレイクインしやすいです。
◎靴の内側のマメになりやすかった踵部分がパッド状になっており、靴ズレに悩まされません。
◎サイズUS9.5で片足約530g、重さが従来のジャングルブーツに比べ圧倒的に軽いです。
●SALOMON FORCES
「JUNGLE ULTRA」
COLOR:BURRO/ABSOLUTE BROWN-X、
FOREST GREEN/NIGHT FOREST
SIZE:US8、8.5、9、9.5、10、10.5

任務に肝心なのは足元からです。新作のジャングルブーツを是非試してみてください!!
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Posted by ELITEMASTER  at 20:46 │Comments(0)装備品・訓練

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