2012年12月02日
ライフルスコープのはなし その4
ライフルスコープと言っても倍率がある以上望遠鏡です。
では倍率とはどういう基準でしょうか。
倍率が2倍になるということは、距離を半分にして見たと同じように見えるということです。
つまり4倍のスコープで100m離れて目標物を見たとき、25mの距離で見たのと同じような大きさに見えるということです。
じゃ4倍よりも10倍の方がいいかというと決してそうではありません。
倍率が高くなると視界が狭くなり、像も暗くなります。何より手振れが大きく見づらくなります。
明るさは倍率分の1になるいので、光を取り入れる対物レンズを大きくして光の入口を大きくしています。
良く100倍まで見えるコンパクトズーム双眼鏡とか言って売っていますが、100倍にするとほとんど見えません。
なぜなら対物レンズの有効径が20mmくらいなのに100倍だと明るさは100分の1になるのですごく暗く、見づらくなります。
対物レンズが大きいため、銃身に当らないようにレンズをカットしたライフルスコープ(その分低くマウントできる)
倍率を高くするなら、対物レンズの径を大きくしないと良く見えませんし、高い倍率の場合は視界が狭くなります。
ライフルスコープのような照準器だと高い倍率は「視界が狭くなる」「手振れが大きくなる」「対物レンズが大きいと銃身からのパララクスが大きくなる」ということで扱いにくくなります。
だから、通常は低倍率の広い視界で獲物を探したり索敵ができ、いざという時は必要な倍率にズームアップできるものがいいです。
でもライフルスコープの場合、一番重要なことは狙って撃って当ると言うことです。
いくら高いライフルスコープでも狙ったところに当らなければ、ただの望遠鏡です。
例えば雪山に何日も獲物を追いかけているハンターがやっと獲物を見つけ、狙い撃ったら外れたとか、
兵士が敵を照準して撃ったら外れて、反対に撃ち返されたなんてことになっても大変です。
また、雨に濡れたらレンズが曇ったり、ちょっとした衝撃でレンズにクラックが入ったりする粗悪品は論外です。
外れると命にかかわる場合もあります。
僕なりの意見では、ライフルスコープで一番大事なのは基本性能がしっかりしていることです。
つまり鏡筒(ボディ)が頑丈、エレベーション(上下)・ウインデージ(左右)の各調整機能がしっかりしていること。
ライフルスコープではインナーチューブ、調整機能のネジ、押さえバネなどしっかりしたパーツでないとライフルを撃った衝撃で狙点がずれることが、安物ライフルスコープでは良くあります。
(高価なものでもたまにある)
エレベーション/ウインデージの調整リング
次に倍率、対物レンズ径、全長と重量が使用する銃と目的に合っていること。
確かなメーカー製であること。
自分で見て、「良く見えるなぁ」と思うライフルスコープであること。人それぞれ視力が違うように最後は自分で見ていいと思うものを選ぶことが大事です。
お奨めのスコープの1つで1.7~5倍のダット付きコンパクト・ライフルスコープ
安っぽいものは選らばいこと(価格が高い、安いではないです)。
信頼できるものではなく、なんとなく怪しいもの、良くわからないメーカーやブランドのものはあまり手を出さない方が無難ですね。
イチローさんも愛用の当社で開発した1倍-6倍ズームスコープ
次回はライフルスコープの御買得情報です。
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