2018年07月25日
スナイパーの必需品-Viperフッド
スナイパーの必需品-Tactical Concealment社製Viperフッド
スナイパーの任務は、映画と異なり殆ど発砲しません。
監視任務が99%をしめます。これは軍と警察機関のスナイパーに共通する点でもあります。
よって非発見率を極限まで下げる事に、スナイパー達は気を使います。ですが、スナイパー専門の装備を制作するメーカーは多くはありません。
理由はその人数の少なさにあると思われます(米陸軍歩兵大隊700名中スナイパーは10名程度)。そんな中でTactical Concealment社(以下TC社)は職人気質でスナイパー専用装備を制作する貴重なメーカーです。
製品の種類はそれほど多くは無いですが、Tier Oneレベルのスナイパーからのフィードバックを元に制作するその完成度は他を寄せ付けません。
TC社製品の中で、私が特にお奨めするのがViperシリーズです。
これはナイロン生地にパラコードが碁盤目で縫い付けられている軽量ギリースーツです。
アウトラインが最も視認されやすい頭から両肩のみをカバーしますが、アタッチメントを着ければフルギリースーツとほぼ同等の非発見率を得られます。
経験者は皆知っていますが、フルギリースーツは風通しが悪く、着て動けば大量の汗をかきます。
特に今のような猛暑の中でフルギリースーツを着用して動けば、敵にやられる前に、熱中症と脱水症状にやられてしまいます。そしてスナイパーチームは2名で行動するため、携行できる飲料水の量にも限りがあり、発汗をなるべく抑えなければなりません。
私がテストした結果、温暖以上の気候では、TC社の製品ではViperシリーズの中でも、最軽量のMosquito ViperとR.O.I.D. Viperが最良の選択でした。Mosquito Viperはメッシュ素材でとにかく風通しがよく、軽量です。
R.O.I.D. ViperもはMosquito Viperと比較して若干重量は増えますが、メッシュではなく薄手のナイロンを使用することにより剛性が増しています。
百聞は一見にしかず、エリート店内に両製品のサンプルを展示してありますので、ご来店の際にはぜひとも手にとってお確かめください。
その完成度にきっとご満足されると思います。
飯柴
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