2014年10月22日

ゴロフキンVSルビオ、ドネアVSウォーターズ、ダブル世界統一戦レポート




10月18日(土)、カリフォルニア州Stubhubセンターにて、ゲンナディ・ゴロフキン対アントニオ・ルビオのWBA・WBC暫定、世界ミドル級王座統一戦、ノニト・ドネア対ニコラス・ウォーターズのWBA世界フェザー級スーパー王座、通常王座の統一選、が行われました。そのダブル王座統一戦を観戦する機会に恵まれましたので、レポートしてみたいと思います。



まず、2年前に同地で西岡利晃を9ラウンドKOで引退に追いやった5階級制覇のスーパーチャンピオン、ドネアが自身の保持するWBA世界スーパー・フェザー級王座の防衛戦を行いましたが、新星ウォーターズに6ラウンドにKO負けしました。ウォーターズは2年前に西岡がやらなければならなかった事を的確に行い、対ドネア対策は完璧であったと同時に、体格と筋力でドネアを上回っていました。KO負けしたドネアもそれを実感しており、階級を下げて現役続行する意思を示しています。バンタム級/スーパーバンタム級は日本人ボクサーが多いクラスですので、ドネアと日本人との対戦が実現するかもしれません。



現在、保持するWBA世界ミドル級タイトルを11連続KO防衛中のゴロフキンですが、日本の村田諒太が将来挑戦する可能性のあるチャンピオンです。残念な事に相手のルビオが体重超過で前日にタイトルを剥奪されており、ゴロフキンが勝った場合のみ王座統一という締まりの無い試合でした。内容もやる気のないルビオを2Rで難なく仕留め、連続KO防衛記録を12に伸ばしました。会場も出身国であるカザフスタンのファンで埋め尽くされ、母国での英雄ぶりがよくわかります。私の意見ですが、村田選手が今の段階でゴロフキンに挑戦したとしても、KO防衛記録を伸ばされるだけです。あと3-4試合経験を積んで、優秀なトレーナーを含めたチームを作って、ゴロフキン対策をシッカリととった練習計画を作って対抗すべきでしょう。





試合前には、極真空手第六回世界大会王者・八巻健二師範の道場にて出稽古をしてきました。突きのコツを教わったのですが、大げさな表現ではなく、たった一発突かれた私が5m後ろに吹っ飛ばされました。八巻師範は日本での恵まれた生活を全て捨てて、アメリカで空手の普及に努めています。複数のプロ格闘団体からあった、億単位のオファーも全て断ったそうです。真の武道家とは、八巻師範のような人物の事をいうのでしょう。





試合後は、サンタモニカに新たにオープンしたレストラン、TAKUMAで夕食を取りました。





TAKUMAのオーナーこと、鈴木タクマ君と私は中学の同級生で、30年近くの付き合いになります。タクマ君スチールチャレンジなどの大会に出場するシューターでもあります。お店のメニューや内装にはとても気が配られていて、店員さん達の対応もシッカリしたお店という印象をうけました。味もよく、私の一番のお気に入りはこの写真のタルタルです。もしサンタモニカを訪れる機会がありましたら、ぜひ寄ってみてください。

飯柴





  

Posted by ELITEMASTER  at 18:47Comments(0)インストラクター