2014年04月15日

空挺用『H-Minusナイフ』


私がデザインを考案し、菊さんが製作したH-Minusナイフです。



この名称は私が所属していた米陸軍第82空挺時代の505連隊のモットーに由来します。
第二次大戦時、ノルマンディ上陸作戦開始時間(H Hour)よりも先に敵地に空挺降下した。という意味があります。
空挺部隊・・・つまり敵地に低高度(約600m)からパラシュート降下する、非常に危険を伴う任務を遂行する部隊です。
空挺隊員が携行し万が一の際、絡まったコードを瞬時に切断する目的でデザインしました。
このナイフはスパイダルコ製のJumpmasterに代表されるように何種類かあるのですが、どれもがコード切断専用であり、着地後サヴァイバル行動のツールとしても役立てる物が存在しませんでした。
私が長年構想していたモデルを菊さんが実現してくれたのが、H-Minusナイフです。
構想段階中、陸自のあるジャンプマスターにプロトタイプを見せたところ、私が用途の説明をするまでもなく、全てを理解してくれました。
ブレイドラインはキクさんお得意の蛤刃+ハロゥ(ホロー)グラインドを大きく湾曲させ、そこにセレイションを刻んだ特殊なブレイド。
低高度から降下する際に用いる「スタティックライン」や「パラコード」が絡んだ際に、瞬時に裁ち切り離脱する事を想定したエッヂでもあります。




自衛隊員、特に空挺の方に持って欲しい逸品です。
プロショップ・エリートにて販売していますので興味のある方はぜひ一度ご覧下さい。
※自衛隊員のみの販売となりますのでご了承ください。


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Posted by ELITEMASTER  at 19:21Comments(0)