2014年02月12日

ケブラーの次の時代のグローブ


赤塚は一面の雪景色でした、エリートです。



今日はケプラーグローブについて書いてみたいと思います。



ケプラー、ケヴラー、ケブラー。ただしくはKevlarと書かれるデュポン社が開発した合成繊維です。この繊維は高強度、高耐熱が特徴で鋼鉄の5倍の強度があると言われ、防刃ベストやヘリコプターなんかに使われています。
で、この強靭な繊維を使ってできたグローブがケブラーグローブです。



ケブラーについてもっと詳しく言うと
まずポリアミドと呼ばれる分子の結合体があります。このポリアミドが妙に丈夫で、難燃性と剛性を兼ね備えるすごい合成繊維でした。研究を重ねるとポリアミドはナイロンとアラミドという2つに分類できることがわかりました。ケブラーはアラミド繊維に属することになるのですが、ナイロン繊維はびっくりするくらい強靭な耐摩耗性があったので様々な分野に使われる事になります、迷彩服やバックパック、シートベルトなどなど。で、アラミド繊維は研究を進めるとさらに2つに分類されることがわかりました。パラ系アラミドとメタ系アラミドです。ケブラーはパラ系に分類され、同じパラ系にはトワロンやテクノーラといった合成繊維があります。このパラ系アラミド繊維の特徴は高強度、高耐熱です。鋼鉄の約5倍の引っ張り強度を持ち、約500℃で炭化します。ちなみにメタ系アラミド繊維で有名どころはノーメックスと言われる耐熱繊維で宇宙服なんかに使われていて、耐薬品性が高いのが特徴だそうです。力学的な強度のパラ系アラミドと耐薬品性の高い難燃繊維のメタ系アラミドだそうです。このアラミド繊維が強靭なのは、分子構造が剛直で、高い結合力を発揮できるからだそうです。ですが、精製が非常に難しく一般的に高価で、アルカリ性に弱いという欠点もあります。デュポン社が開発したパラ系アラミド繊維の名前がケブラーです。

で、話は戻りますが、ケブラーを配合したグローブは「ナイフによる切り裂き」を防げるくらい強靭なグローブです。ですので、上の画像の様にナイフを持った犯人を制圧することもできます。

だからと言って、ケブラーを使ってれば安心だね、ということもありません。強い摩耗性を持ちますが何度も何度もナイフで切られるといずれ穴が空きますし、繊維で編み込まれてますので、針による刺突には弱いです。
あくまで切り傷を防止する為だけならケブラーグローブをおすすめしますが、それ以外の用途をお考えならタートルスキンというメーカーのグローブが一押しです。




タートルスキンのグローブは針さえ止める、耐刺突性に強く、もちろんナイフによる切り傷も防ぎます。とがったものを防げるので、被災地などの瓦礫撤去の際にとがった針金、鉄骨、枝に悩まされる事もありません。ナイフによる切り裂きも防げますのでレスキューやパトロールで、お庭のガーデニングからDIYまで手を守ってくれます。オリンピックが開催されました、6年後には東京です。警戒警備の準備の1つとしていかがでしょうか。
それでは今週もエリートをよろしくお願いします。




  

Posted by ELITEMASTER  at 19:04Comments(0)お店の商品情報