2013年09月06日

Gショック・ミリタリー ラスベガス編




エリートにカシオGショックとプロトレックのミリタリー・シリーズが入荷したのは数日前のブログでもご紹介しました。かくいう私もProtrek PRW2500を購入してテストしております。そして今回のUSNナイフショーにおいて、プロトレックをしながらKIKUさんのナイフを持った手首を撮影しておりましたところ、KIKUさんが話しかけてきました。自分が潮の満ち引き、月の欠け、気圧・温度・方角などを示す時計だと説明しましたところ…
『釣りの時に使えるやん!それにその時計カッコええなあ。よし、買うた!』
という具合に即決でお買い上げになりました。箱も説明書もその場には無く、私がしていたデモ品ではありますが、大物であるKIKUさんはそんな細かい事を気にする人ではありません。このような経緯でKIKUさんがカシオ・ミリタリーシリーズお客様第一号となりました。



カシオの腕時計と私ですが、その付き合いは長いです。最初は90年代前半、士官候補生だった時にミリタリーウオッチの代名詞ともいえるGショックを購入しました。それを82空挺時代も使い続けました。4年間に及ぶ82空挺での使用にGショックは何事も無かったように耐え抜きました。あのタフネスさは尋常ではありません。ですがアフガニスタン出撃の時に、プロトレックPRG-50(2002年モデル)を購入し、アフガニスタンに持って行きました。ですが防水性が100mしかなく、バックライトは明るすぎる、重くてかさばり着け心地が悪い、ボタンスイッチが誤作動する、ソーラーバッテリーが故障する、などの不具合が起きて、すぐにバックアップとして持っていたGショックに付け替えました。当時のプロトレックは戦場に耐えられる耐久性を持っていなかったのです。帰国後もSUUNOに付け替え、少尉任官後はSUUNTOとGショックを併用して使用しておりました。
ですが今回このPRW2500モデルを実際に手にとってその進化に驚かされました。まず耐水性能が100mから200mに上がり、耐久性が倍になりました。ボタンも誤作動が無いように改良され、着け心地も悪くありません。ソーラーバッテリーも改良され、電波を受信する機能、月の満ち欠け、潮の干潮、を示す機能が新たに付いています。これだけの機能をこの小さいボディにどうやって詰め込めるのか、日本の技術に圧倒されます。なぜこれらが必要かを説明しましょう。月の満ち欠けはNVGを使用する際に非常に重要です。言うまでも無く満月の方が視認度(肉眼でもNVGでも。敵味方両方)が上がります。潮の干潮は海兵隊などの揚陸部隊にとっては死活問題なのは説明の必要が無いほどです。また電波を受信して時間を表示することにより、チーム内で腕時計の時間あわせをする必要が無くなります。
Protrekは数々の改良を経て、軍用モデルとして一人前以上に成長しました。これならば私も自信を持ってプロの皆さんにお奨めできます。自衛官、警察官、をはじめアウトドアで活動するすべての方にとってカシオのミリタリーシリーズはよきパートナーとなるでしょう。装備品に最も必要な事は何か?それは信頼性以外の何ものでもありません。カシオのミリタリーシリーズにはその信頼性があります。








  

Posted by ELITEMASTER  at 19:14Comments(0)装備品・訓練