2016年08月31日

スナイパーデータボード

Prater Precision スナイパーデータボード レポート
スナイパーデータボード

エリートでは常に良質の『使える装備』を研究・開発・模索しております。
その中でも特に狙撃関係の装備と訓練支援に力を入れているのはご存知のとおりです。
今回は本年ノースカロライナ州フォードブラッグ基地で毎年開催されるUSASOC Sniper Competition(特殊部隊狙撃大会)において、デビューした新製品のひとつが使える装備と判断されましたので、紹介してみたいと思います。
スナイパーデータボード

Prater Precision社製のスナイパーデーターボードです。この製品が開発された経緯は、米陸軍特殊部隊員(狙撃手)がアフガニスタンの戦場(山岳地帯)で、戦闘中にタリバン兵士を視認し、距離を目測しました。ところがハイストレス下で弾丸のドロップを忘れてしまったため、左前腕に付けていたDOPEカード(弾丸の距離/落差を記載した一覧表)に目を落として確認し、スコープを再度覗いた所、タリバン兵はもう消えていました。その間たった3秒ほどだったとの事です。その3秒を失わないためにどうしたらいいか、と考えて開発されたのがこのスナイパーデータボードです。
開発したのは私の友人の特殊部隊員です。
スナイパーデータボード

その戦闘の場所が、私が戦闘していた場所の近くだったので、話が盛り上がりました。私自身、何度もタリバン兵に逃げられた経験がありますから、この友人の主旨がよく理解できました。アフガニスタンで戦闘を経験した誰もが経験するタリバン兵のヒットアンドアウェイ戦法は神出鬼没で、補足するのは非常に難しいという事実があります。私が日米合同訓練で目にした自衛隊の狙撃手は非常によく訓練されていますが、全てにおいて時間をかけすぎる、というのが印象でした。この例にあるように、実戦では始まるのも終わるのも全てが速いです。また、高度に訓練された特殊部隊の狙撃兵であっても、ハイストレス下では弾丸の落差を忘れてしまう、もしくはDOPE表を確認しなければならなかった、という事実を認識しなければならないでしょう。
スナイパーデータボード

このスナイパーデータボードには、DOPE表だけでなく、ケストレルの風速計も取り付けられることができます。左目の視界が必要な時は折りたたんでおけるという点が優れています。
スナイパーデータボード


自衛隊の狙撃手がこの特殊部隊員のような経験を積む事は現在の状況では限りなく不可能に近いですが、そういった実戦で裏付けられた経験を参考にして、『使える装備』を購入して、有効な訓練をしていただければ、と思います。
飯柴





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Posted by ELITEMASTER  at 15:12 │Comments(0)お店の商品情報

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