2016年04月29日
レッドソックス 対 ブレーブス 観戦レポート
4月25日(月)に、アトランタ市のターナーフィールドで、アトランタ・ブレーブス対ボストン・レッドソックスの試合を観戦する機会に恵まれました。今回は単なる観戦ではありません。スポンサーである銀行の上客や株主などしかが入れない、バックネット裏の特等席、Suntrust Clubからの観戦となりました。まず入り口から違います。
バレットパーキングで車を駐車し、専用の入り口から入ります。そこはまるで一流ホテルのロビーのようで、対応する従業員の態度も洗練され、日本並みでした。それもそのはず、株主などが来るのですから、失礼があっては大変なことになります。その証拠にここに来る客のほとんどが高級腕時計をしていました。
さっそく席に着きたいところですが、まずは腹ごしらえです。
野球観戦というと、ホットドッグ、ピザ、ピーナッツなどが定番ですが、ここはSuntrust Club、一流のシェフが腕によりをかけて料理したものが出てきます。味も最高で、日本人の舌にも合う味です。
クラブ内でテレビを見ながら、ゆっくりと食事をたしなみますが、周りからは上流階級の会話が聞こえてきます。
食事を終えてコーヒーを飲み終わったところで、3回に入るところです。ここで初めてスタンド席に出ます。私の席は1列目、ボールボーイ(英語ではBat Boy)の真横でした。
ベンチ内の監督の会話が聞こえてくるくらい近いです。スコアはまだ0-0です。6回に『デザートの用意ができました』との案内が来ましたので、またクラブ内に戻り、フルーツを食べながらモニターで観戦します。レッドソックスに1点(このゲーム唯一の得点)が入りました。
7回には田澤が出てくる可能性があったので席に着きましたが、今日はお休みのようです、残念!ですが8回には1点の貴重なリードを守るため、セットアッパーの上原が登場します。強行な移動スケジュールからの疲れのせいか、珍しくフォアボールの走者を出しましたが、残り三人をきっちり仕留め、役割を見事に果たしてくれました。
9回にはレッドソックスが今シーズン4対1トレードでパドレスから獲得したMLB現役最強のクローザー、クレイグ・キンブレルが登場します。ブレーブス出身のキンブレルですが、ここでは敵地のために派手な登場演出はありません。かつてバッテリーを組んだ強打者キャッチャーのプレジンスキー、そしてスラッガー・フリーマンを含めた三者凡退に退け、クローザーとしての役割を見事に果たします。サイドスローから投げる99マイルの剛速球は迫力満点でした。
ゲーム自体は1点のみの得点という地味なゲームでしたが、試合全体に緊張感があって楽しめました。それにしても上原‐キンブレルのコンビは素晴らしく、レッドソックスと対戦するチームは後半に追いつく可能性はほぼ無いとみていいと思いました。日本人がMLBチームの一角として活躍するのを見るのは、本当に嬉しく思います。みなさんもか海の向こうで活躍する日本人メジャーリーガーを応援してあげてください。
飯柴
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