2014年11月05日
亀田興毅復帰戦・亀田和毅WBO世界バンタム級タイトルマッチ観戦レポート
仕事でたまたま訪れていたシカゴで、亀田兄弟が試合をするというので観戦してきました。その内容をレポートしてみたいと思います。
まず、長男の興毅選手ですが、様々な事情により日本での試合ができずに過去1年間を棒に振った状態でした。試合をしないと世界ランキングから除外されてしまうので、弟和毅選手の前座に急遽試合を組んでもらったようです。相手は世界挑戦経験があるとはいえ、格下の選手でしたので、落ち着いた試合運びで4RKOにしとめました。試合間隔が開いたせいか、横綱相撲を取りつつも、所々に試合感の鈍りが見えました。やはりプロボクサーは米国でもどこででも、年に数回試合をこなして、試合感を保っていく事が重要でしょう。日本でゴールデンタイムのTV中継付きメインイベントをこなしていたチャンピオンが、このような小い興行の前座で試合するのは精神的につらいでしょう。まして言語・文化・習慣が異なる海外で成功するには同じ事でも日本国内より3倍から5倍の労力が必要となります。同じ米国で頑張る日本人として、純粋に頑張ってほしいと思います。
和毅選手は自身の保持するWBO世界バンタム級タイトルの防衛戦(相手は同級暫定王者)という事で、ダブルメインイベントの第一試合に登場しました。米国ケーブルTVの王手SHOWTIMEの番組枠での試合です。試合は前半にポイントを稼いだチャンピオンに、後半追い上げた挑戦者により互角の攻防が最後まで繰り広げられました。結果は2-1のきわどい判定で和毅選手がかろうじて防衛しましたが、相手のメキシコ人暫定王者・ヘルナンデス選手も非常に強い選手でした。
それにしても驚いたのは和毅選手の人気です。『メキシコシティを拠点とする…』と紹介されていた和毅選手は、相手のヘルナンデス選手よりもメキシコ人観客からの声援を受けていました。現地では人気者のようです。
試合後は、シカゴで私の行き着けのレストラン/ラウンジであるシグネイチャーに行ってきました。ジョン・ハンコック・センターの95階にあるのですが、写真でもわかるようにここからの夜景が絶景です。マグニフィセントマイル(黄金の1マイル)と呼ばれるミシガンアベニューがライトアップされ、本当に綺麗です。皆さんももしシカゴを訪れる機会がありましたら、是非行ってみてください。
飯柴
※このブログではブログの持ち主が承認した後、コメントが反映される設定です。