2017年07月07日
2017 B&Tディーラー・ミーティング3
スイスのツゥーン湖の畔にあるツゥーン城
スイスで開催された「2017 B&Tディーラー・ミーティング」の続きです。
B&Tはスイスのツゥーンという場所にあり、そのまま中世ヨーロッパの街並みが残っているとても素晴らしいところにあります。
B&Tの建物と地下はプロショップになっています。
B&Tは昔からHKやSIGの協力工場としてパーツやアクセサリーを作ってきました。
だから技術力は高い銃器メーカーです。
HKやSIGで銃のサプレッサーやアクセサリーはほとんどB&Tで作られています。
それらにHKやSIGのロゴを入れて売っているそうです。
これはバイザー付ヘルメットを使用する警察官には絶対に必要な、バイザーヘルメット対応のMP-5用ストック。
ヨーロッパでは多くの警察がこれを採用しているそうです。
B&Tの338ラプアの狙撃銃と左は発射音のほとんどしないSPR300という近距離狙撃銃。
SPR300は撃った感じはほとんど東京マルイのVSR-10です。
( それもリアルショックバージョンじゃない方)
狙撃用の三脚は有名なノルウェーの「MCD(ミッション・クリティカル・デザイン)社製」の三脚と雲台、それにホグサドルを付けて置かれていました。
「MCD」社の三脚と雲台は他社のようにカメラ用ではなく、完全なライフル射撃用として作られています。
スナイパーが携行するためにカーボン製で非常に軽く作られており、しかも頑丈です。
これは日本のスナイパーにはお奨めですね。
MCD(Mission Critical Designs)
それと飯柴さんが射撃前と後に塗布している銃のコーティング剤が今、アメリカですごい人気の「Froglube(フロッグルーブ)」です。
これが昔から日本でも有名な"ガマの油"です。(笑、ウソです)
でも有害なものが含まれてないので、飲んでも大丈夫だと言われました。
銃のパーツ全体に塗布してなじませると油分で全体をコーティングされるようになり、すべすべですごく動きが良くなります。
使用している人の話を聞くとジャムする回数が格段に少なくなったと言うことです。
実銃だけでなく、ガスガンや電動ガンの作動部にも良いそうですので興味のある人は使って見て下さい。
FROGLUBE(フロッグルーブ)
スイスのツゥーンにいたのは4日間でしたが、とてもきれいで素晴らしい街でした。
皆さんも是非一度、行って見て下さい。
絶対に気に入ると思います。
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2017年07月07日
カザフスタン国視察記(新極真会第六回ウエイト制世界大会)
7月1日・2日に、カザフスタンの首都アスタナ市で、新極真会の第六回世界ウエイト制大会が行われました。
自分が普段一緒に稽古している仲間が出場すると言う事で、北米チームの補欠選手兼セコンドとして、参加してきました。
その模様をレポートしたいと思います。
大会そのものは、女子全階級制覇、男子も4階級中3階級を制覇、と日本勢の圧勝でした。細かい所は省きますが、女子では第11回世界大会準優勝の、南原朱里選手(中量級)の成長、そのマシンガンのような連打に驚かされました。
男子重量級では安定した組手を行う入来建武選手を破って、世界大会に続いて島本雄二選手が優勝しました。
私は島本選手が所属する道場と親しくさせていただいてるので、個人的にも嬉しい結果でした。
大会自体は大成功で、大いに盛り上がりました。カザフスタンの選手が闘う時などは、試合終了の太鼓が聞こえないほどの歓声で盛り上がりました。
ただ選手の技術は格段に向上しているのですが、スポーツライクになりすぎている点が気になりました。
以前に三瓶師範、廬山師範、三好師範、などが試合時に出した炎のような気迫が全く感じられません。
これも時代の流れなのかもしれませんが、やはり『空手はスポーツである以前に武道である』という原点に立ち返って欲しいと感じました。
カザフスタンという国ですが、冷戦時代は旧ソ連の一部でした。
私が旧ソ連の地に足を踏み入れたのは、キルギスタン(アフガンからの帰還時にマナス空軍基地で一泊)に次いで二回目です。
私は現役を退いた今でも、基本的に旧共産圏や米国の敵性国家には渡航しません。
ですから今回は特例でした。
こんな機会はめったにないので、色々と視察します。
まず、ソ連時代はド田舎だった国が、目覚しい発展を遂げていました。
アスタナ市では現在万博が行われており、ショッピングモールの中にはスタバまであります。
国が総力を挙げて、一人前の国家になろうという努力が伝わってきました。
物価も安く、2万円ほど換金したのですが、使っても使ってもお金が減りません。
何しろボルシチスープ1杯が100円以下という安さです。
タクシーも市内ならどこへでも200円で連れてってくれます。
ただスタバのコーヒーの値段は米国と変わりなかったのは微妙でした。
アスタナ市ですが、日本人の建築家、黒川紀章氏がデザインした計画都市です。
ですので新市街地は整っており、とても綺麗でした。
ですが通りがだだっ広く、巨大な建物や銅像があり、共産圏の臭いが漂ってきます。
現地の住人が外国人を見る視線も尋常ではありません。
特に北朝鮮軍のような帽子を被った警官達から刺すような視線を受けます。
ソ連時代の監視社会のなごりでしょう。
結論的には、米国の敵性国家・旧共産圏には、よほどの理由がない限り足を踏み入れるべきではないと思います。
やはり何かトラブルがあった時に、最悪の事態に陥る可能性があります。
相手国家の政治的な都合で、不当に拘束される事態も考えられます。
これは中国が得意とするやり方で、現在でも日本人数名が拘束状態にあります。
北朝鮮では米国人大学生が拘束され、脳死状態で帰国し、まもなく死亡したのは記憶に新しいです。
そういった事態を避けるためにも、君子危うきに近寄らず、がベストです。
とにかく、色々な意味で勉強になった今回のカザフスタン視察でした。
飯柴
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