2014年07月29日

赤ライト付きヘルメットライト!夜中でもはっきり見えるのは赤色だけ!


プリンストンテック「EOSタクティカル」を入荷しました。



ホワイトLEDからワンタッチで違う色に変えられるので、便利です。変えられる色の種類は赤、青、緑のフィルターから1色だけ選び、本体に装着させます。



使えるフィルターが光の3原色、赤、青、緑から選べるので遠くても視認しやすいはっきりとした光源で、訓練や夜間の行軍など識別にとても容易です。特に赤色光は暗闇の中で目が暗さに順応してしまった場合でも、光の刺激を強く受けません。ですので主に夜間で使用される場合は、この赤色フィルターを使って頂くとをオススメします。






さて、では何故、赤色は目に優しいのか、という明日使えないムダ知識を掘り下げて行きたいと思います。

まず人間の目の中には光を感知する細胞と色を感知する細胞が入っています。両方とも視細胞というくくりですが、光(明るさ)を感知する捍体細胞と、色を識別する細胞の錐体細胞があります。で、この錐体細胞はさらに3種類のセンサーがついております。それぞれ赤錐体、緑錐体、青錐体細胞と呼ばれ、この3つのセンサーが人間が見える色のすべてを現します。赤を感知するには赤錐体細胞、紫なら赤錐体と青錐体細胞の両方が反応します。こうして人間の目は色を知覚するようになっています。

色を司る3つのセンサーの赤錐体、青錐体、緑錐体、それに明るさを司る捍体細胞の4つの細胞が、光を知覚し、人間が視界を広げられるようになっております。
ですが、この4つの細胞にはそれぞれ限度があります。下記の図を見て頂くと光の波長に対応した4つの細胞の働き具合がわかると思います。



人間の目が知覚できる「可視光」の範囲と、4つの細胞が最も反応する波長を示しています。

ご覧になって頂くと、青、緑、赤の色を最も知覚しやすくなっていることがわかります。この事から青、緑、赤を光の3原色と呼び、人間がはっきりと知覚できる色です。ちなみに青、緑、赤なら赤色が遠方からでも知覚しやすい色(遠方にも届きやすい色)です。波長の長さと乱反射のしにくさが要因のなのですが、夕焼けを見て頂ければ分かる様に赤は遠方でもはっきり届きます。

話はそれましたが上記の図を見ていただくと、明るさを司る捍体細胞の可視光の範囲と赤錐体細胞の活動範囲があまりかぶらない事がわかります。赤錐体が最も活性化される光のとき、捍体細胞はほとんど活動していません。ですので目が暗さに順応している場合でも、捍体細胞を刺激せずに赤い光だけを知覚することが可能になるわけです。

まれに青色光が目に優しいという方がいらっしゃいますが、ブルーライトは自律神経を活性化させ、不眠などを引き起こす要因もありますので、使い方には注意が必要です。

それでは今週もエリートをよろしくお願いします。
あ、あとQUAD タクティカルも入荷しております、良かったら見に来て下さい。



  

Posted by ELITEMASTER  at 18:52Comments(0)お店の商品情報