2014年01月30日

アメリカ大寒波

米国南部を襲った近年最悪の冬将軍


日本ではあまり大きく報道されていませんが、この冬米国南部は異常気象に見舞われ、州知事が緊急事態宣言を出すほどになっています。
マイナス10度以下が連日して続き、水道管が破裂する事故が多発しておりました。
そこを火曜日に襲ったのが史上最悪と言われるスノーストームでした。
雪と氷に慣れていない南部の人たちはパニックを起こし、大変なことになっています。
私自身、諸用でアトランタ空港に到着したのがまさにその火曜日でした。90%以上が欠航となる中で、運が良かったのか悪かったのかなぜか私の便だけは運行しておりました。
そしてレンタカーでハイウエイに出るとそこは大げさな表現ではなく地獄絵図でした。路面が凍結しており、坂道では車が滑り台のように滑ってきて連続して衝突事故が起こっていました。



頭を打って血を流している女性を手当てしているまさにそこに車が突っ込んできて二次災害に発展した現場を目撃しました。
また横滑りした大型トレーラーが対向車線にはみ出して、乗用車数台を次々に潰していく光景などは、映画のようでありました。
路肩に倒れていると思ったホームレスは、すでに凍死していました。車をインターステートのど真ん中に放置して歩いて移動する人々など、米国に住んで20年以上の自分ですが、こんなに酷い事態は初めてです。




結局、アトランタ空港から目的地まで、普通に運転すれば45分、どんなに酷いラッシュアワーでも2時間かかる道のりが10時間かかりました。
その間、幸いにも私には何も事故は起こりませんでした。
ミシガンで過ごした経験と運転技術が功をそうしたのでしょう。
空港を出発する前にフィレステーキをレストランで食べて体力を付けまた車内には数リットルの飲料水、IFAK、食料、サバイバルキットが積んでありましたので、幸い使うことは無かったですが心理的に安心できました。
服装はソロモンのクエスト4Dブーツ、5.11の3 in 1パーカ、Kitanicaのブラシュパンツ、ORのヘッドキャップ、オークリーのサングラス、厚手のグローブ、等と備えをしっかりしておりましたので、安全でした。
また空港を出発する前に空港内のレストランでフィレステーキをガッチリ食べて体力を付けておいたのも良かったです。
私の経験ですが、おおまかに見て備えをシッカリしている人は災害を受けず、無防備な人に災害は降りかかるようです。私自身、10代の時に関西地方に2年ほど住んでいましたが、対地震装備をシッカリ持っていました。
そして私が関西地方を離れた数ヵ月後、阪神大震災が襲って、私が住んでいた地域が壊滅状態に陥りました。東北大震災にしても、3.11の少し前に私は仙台を訪れていました。

自然災害とはいつ起こるかまったく予想はつきません。皆さんも最低限の装備を身近に持ち、常に心構えをしっかりと持って行動して下さい。

飯柴

タクティカル プロショップ・エリート

エリート・オンラインショップ
  

Posted by ELITEMASTER  at 18:57Comments(0)インストラクター